税金の痛みを少しやわらげるには

税金の支払いのサイクルを知っておく。

将来の見込みを考えておく。

税金を払うときの痛みを少しやわらげるには、この2つのことを気にしましょう。

 

税金は突然くると痛い

突然「○○円支払いなさい」と言われたら、誰でもイヤなものです。

でも、税金は義務なので払わざるを得ない。

相手は国家権力なので、放っておくわけにもいかないし。

となると、ホントは嫌なのにしぶしぶ払う……痛いですよね。

 

事業をしているなら、1年に1回は申告をしなければならないことを知っているはずですが、税金を払う場面は1年に1回とはかぎりません。

次の申告の前払いである中間納付や予定納税などがあるからです。

 

とくに複雑なのは消費税で、多くの中小企業では半年ごと・3か月ごとに中間納付がやってきます。

また、消費税は金額も大きくなりがちで、3ケタ万円になることも普通です。

「来月中に100万円払ってね」

こうなると痛みを通り越して、怒りを覚えるかもしれませんね。。。

 

この点、源泉徴収というのはホントによくできた制度です。税金をとる側にとって。

役員報酬など給与であれば、1年の税金を12分割で毎回すこしづつ持っていくので、痛みも12分割になり感じにくいからです。

個人のかたは「今回払うのはいくら」ではなく、「1年トータルでいくら払ったか」を気にしておくべきかもしれません。

 

痛みを少しやわらげるには

税金の痛みを少しですがやわらげるには、次の2つのことを気にしましょう。

  • 税金の支払いのサイクルを知っておく
  • 将来の見込みを考えておく

 

「国民は、法律の定めるところにより、納税の義務を負ふ」と憲法にあるように、税金にはルールがあります。

そのルールから外れて「税金を払え」とはやってこないのです。

なので「突然やってくる」感をへらすには、ルール、つまり税金の支払いのサイクルを知っておくことが必要です。

 

このサイクルは申告が終わった時点で、次の1年間の時期・金額ともに決まるようになっています。

実際に納付書が届くのは期限の1か月前くらいだったりしますが、予定としては申告が終わったときに決まっているのです。

納付書が届くことを知っていれば、突然とは感じないでしょう。

 

また、将来どうなるかを考えておくことも、痛みをへらす一つの方法です。

たとえば月ごとの推移表を延長させて、いま判明している情報や過去の実績を参考に、年度末まで仮の数字をいれてみるのです。

そうすれば、いくらの税金を払うのかも分かります。

現実がその通りにはいかないとしても、すくなくとも心の準備はできます。

 

もしかしたら、将来の税金がいくらか目安がついたときに、「欲しいものがあるんだけど止めておこうかな」というようなことが起こるかもしれません。

税金のせいで……となればイヤなことですよね。

でも、事業を続けていくには、このように将来から逆算していま何をするかを考えることが重要です。

事業を続けることができなくなるのは、お金が足りなくなったときですから。

 

税金はお金を増やすための経費

税金を払いたくないなら、赤字にするのも一つの方法です。

ですが、赤字になればそのぶんお金も減るのが道理です。

すると、事業をやっていくためのお金が足りなくなる……

 

いっぽう黒字になれば、黒字におうじた税金がでていきますが、手元に残るお金だってあります。

残念な事実ですが、お金を増やすにはどうしても税金を払わなくてはいけないのです。

 

税金を払う痛みがゼロになることはないですが、このような道理や将来の予定を知っておくことで、すくなくとも突然の痛みはなくなるでしょう。

カギになるのは「知っているか・知らないか」だったりします。

 

※ 記事作成時点の情報・法令等に基づいています。