数字に強くなるための3つの方法
数字は道具です。
道具は使わなければ、上手くなりません。
なので数字に強くなるには、数字を使う必要があります。
会計や税金のルールは取扱説明書
- 決算書が読めない……
- 貸借対照表や損益計算書をみても「こういう結果なのね」とは分かるが「だから何?」というのが率直な感想だったりする。
こんな風に感じたことはないでしょうか。
こういう状況から抜け出すためにどうしたらよいのか分からないけれど、とりあえず決算書の読み方関連の本を読んだりする。
これも数字に強くなるための一つの方法ですが、忘れものがあるように思います。
それは、なぜ数字に強くなりたいか、の理由です。
というのも、会計・経理や税金のルールというのは取扱説明書のようなものだからです。
ルールがいくら分かったとしても、つかってみなければ強くはならない。
つまり、数字は道具なのです。
なので、道具をつかってどうするのかが分かっていなければ、強くなりようがないとも言えるのです。
しかし、事業のように「失敗したくない」という思いがあると、ルールや仕組みを把握してから事に臨むのもわかります。
また、そうした方がよいでしょう。
でも、たとえば遊びのように「失敗したくない」とは思っていないときはどうでしょうか。
ルールもよく分からないけれど、とりあえずやってみる、触ってみる。
それから、気になることがあるつど調べたりしながら続け、結果うまくなる・うまく使えるようになる。
こういう方法もあると思うのです。
なので、ルールはともかく、とりあえずやってみることも大事ではないでしょうか。
失敗は行動のあとについてくるものですので、行動の前にできることをご紹介します。
数字に強くなるための3つの方法
数字に強くなるには、使うことが大事です。
たとえば
- 定期的に見ている・気にしている
- いじる
- 相手の言いなりにならずに値段交渉する
定期的に見ている・気にしている
お金や口座の残高など、財布のなかみは定期的に見ていると思います。
すると、いま○○円ある、という根拠をもっていることになります。
そこから、△△円でていって××円はいってくると……
お金は足りるのか足りないのか、と考えることが数字に強くなる方法のひとつです。
ある根拠に予想をかさね、将来をイメージする。
こういう過程を経ることが、数字をつかうということなのです。
もし、将来をイメージしないで手元にあるお金を使いたいように使っているなら、それでも事業はまわっていくかもしれませんが、数字に強くなる機会を逃しているように思います。
なので、将来なりたい自分に近づくための道具が数字、ともいえるのです。
いじる
もし○○だったら……
もし△△になるなら……
こんな前提で、過去の決算書や将来の見込みを考えてみる・数字をいじってみることも、数字に強くなる方法のひとつです。
そのためには、将来どうなりたいかという前提も必要です。
想像したとおりになるとは限りませんし、そうなる確率は低いとしても、想像するのはタダですからね。
上手くいかないときは我慢する
順調なときは稼げるだけ稼ぐ
こういうスタンスもありですし、世の流れに逆らうのは無理があるかもしれませんが、自分がなりたいところを目指すのも大事だと思います。
なので、自分がほしい数字になるように決算書や見込みの数字をいじってみる。
突き詰めれば突き詰めるほど、数字に強くなるでしょう。
相手の言いなりにならずに値段交渉する
値付けって難しいものです。
ですが、事業はボランティアではありませんし、ボッタくりをすれば人は離れていくのが自然です。
相手にとっても自分にとっても、折り合いのつく値付けが必要です。
時期や状況・相手により値段は変わっていくものですが、値付けにも根拠をもちましょう。
経費は○○円かかる
利益は△△円ほしい・必要だ
もちろん自分の事情だけではなく、世間の相場も検討する必要があるかもしれません。
ですが、相手の言いなりにならず、自分なりの根拠をもって値段交渉をすれば、値付けの過程で数字に強くなるはずです。
数字に強いひとは「数字をつかって話ができる」といいますが、その最たる例が値段交渉です。
ピンチはチャンス
ピンチになってほしいとは全く思いませんが、ピンチは数字に強くなるチャンスでもあります。
どうしたって必死に考えますから。
ただ、ピンチになるようにどんどん突っ込んでいきましょうとは言いません。
やはりピンチにならないような準備が必要だと思います。
とても難しい話なのでこの辺にしておきますね。
※ 記事作成時点の情報・法令等に基づいています。
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