悪いニュースを早く知るために必要なこと

良いニュースがあれば、悪いニュースだってあるのが自然です。

できれば知りたくはないでしょうが、どうせ知るんだったら早いほうがよい。

そのためには、なにを言っても大丈夫な場が必要です。

 

悪いニュースは早く知るほうがよい

自分にとってイヤなことは、起こって欲しくない。

よっぽど特殊な条件でも整わないかぎり、だれでもこのように思っているはずです。

だから、相手にとってイヤなことは言いづらい。

 

おおくの場合このように考えるため、悪いニュースは入ってきづらいものです。

 

もしかしたら、イヤなことも自分が知らないうちに解決することがあるかもしれません。

逆に、こじらせて、どうにもならなくなってから知ることもあるでしょう。

 

と考えれば、どうにもならない事態を避けるため、悪いニュースは早く知るほうがよいわけです。

起こってしまった過去は変えられないので。

 

自分の知らないところでたまたま問題が解決するとしても、経営者ならヒヤリハットだって知っておくべきかもしれません。

二度目がないとはかぎりませんし。

その原因を知らずにいることは、ある意味チャンスを逃すともいえます。

 

悪いニュースは良いニュース。

こう思えるかどうかで、将来がおおきく変わってくるのではないでしょうか。

 

悪いニュースを早く知るために必要なこと

悪いニュースは、誰だって言いづらいもの。

それを言うほうにしてみれば、怒られる可能性だってあるわけで。

 

それをふまえて悪いニュースを手にいれるには、すくなくとも「なにを言っても大丈夫な場」がなければなりません。

「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)をしっかりね」と伝えても、足りないかもしれません。

「なにを言われても怒らない」というのも、すこしちがいます。

 

「なにを言っても大丈夫な場」をつくるのに必要なのは、「相手のありのままを受け入れる」ことです。

「相手のありのまま」には、自分の主観や感想ははいりません。

「受け入れる」ためには、「相手は○○だから」といった評価や相手をはねつけるようなことをしてはいけません。

 

うっかり「○○さんは○○だから、そういう事が起こるんだよ」みたいなことをいえば、二度とありのままは出てこないでしょう。

 

また、「仲が良いから、なにを言っても大丈夫」というのも違います。

面従腹背ということだってあるので。

 

相手のありのままを受け入れるには、まず自分が冷静で落ち着いていることが必要です。

相手にしてみれば、こちらが引きつった顔をしていれば緊張するので、すこしは自然な笑顔があるのもよいでしょう。

 

もちろん、そうやって得たニュースや現実は、自分のやりたいことなどに沿って判断していきます。

あとで自分の主観などをまじえて判断するわけです。

 

でも、そのニュースを得る場面では、ものごとのありのままを受け入れることが必要です。

そうでなければ、入ってこないニュースだってあるわけなので。

 

良いニュースだけではなく、悪いニュースを言える環境があるかどうか、意識してみましょう。

 

まとめ

良いニュースがあれば、悪いニュースだってあるのが自然です。

もし悪いニュースがあれば、こじらせる前に、早く手を打たなければなりません。

その悪いニュースを手にいれるのに必要なのが、なにを言っても大丈夫な場です。

 

※ 記事作成時点の情報・法令に基づいています。