税理士試験のせいで、普段の字が汚くなった…かも
原因がホントに試験なのか、難癖なのかは、自分でも正直よく分かりません。
普通、試験の答案用紙って丁寧めに書きますよね。
ただ、普段のメモ書きした自分の字を見ると、間違いなく税理士試験の影響を受けているなと感じます。
※ 自分が受験していた当時の話ですので、今は変わっている部分があるかもしれません。
<書類やあて名書きなど、ちゃんと書く場合>
<普段のメモ書き>
ちょっと意識しちゃいましたど、まあ読めますか。
最近はデジタル化で、メモ書きもスマホで簡単に出来るようですが、自分はそこまでデジタル派ではなく、手書きで何かを書くということも割とあります。
もちろん、税金や数字については、手書きでやるのは試算くらいですよ。
申告書や決算書などはソフトや電卓を使い、再計算もして、ちゃんとやります。
字の綺麗さ・汚さって、もしかして税理士あるあるじゃないかなと思って、書いてみることにしました。
税理士試験がどんなものか知らない方も多いと思いますし。
税理士試験の試験時間
全部で11種類の科目があり、すべての科目共通で2時間です。
ただ、この2時間、圧倒的に足りないのです。
模範解答や採点基準が公表されないのが理由の1つなのですが、過去の問題を見ると「○○について法律に準拠して答えよ」なんていうのがあったりします。(したはずです。うろ覚えです。。)
「じゃあ、法律そのまま書いとけば間違いないよね!」となりますよね。
そこで、試しに、問題を作った方ではなく資格の学校が作成している解答を、そっくり書き写してみたのですが、3~4時間くらいかかりました。
試験時間は2時間なのに。
考える時間や計算する時間も必要なのに。
試験で書く字
試験なので読めるように丁寧に書くのが普通ですが、自分が出せるものを出せないのももったいない。
そんな訳で、ざっくり2~3倍の速さで書けるように練習しました。
ただ、法律って漢字が多いんですよね。
資格の学校が、試験用に法律の文言を少しアレンジしてくれるのですが、それでも多い。
法人税では「これぐらいは暗記してないと話にならないよ」という基本的な条文に、次のものがあります。
<法人税法 第22条より>
内国法人の各事業年度の所得の金額の計算上その事業年度の
益金の額に算入すべき金額は、別段の定めがあるものを除き、
資産の販売、有償又は無償による資産の譲渡又は役務の提供、
無償による資産の譲受けその他の取引で資本等取引以外のものに
かかるその事業年度の収益の額とする。
<こんな感じで書いてました>
まあ、読めないですよね。
もしかして、意外に読めちゃったりしますかね。
速く書くために、筆圧を限界まで薄くし、書きやすいペンを探し、文字の特徴を追求してました。
例えば、「譲」なんてすべての画数を書けないので、「全体が□っぽいな」「右上は線がたくさんだな」「右下にナナメ線があるな」ってイメージだけを出す感じです。
あとは、試験を作る方も只者ではないので、この文字の羅列を見たときに「法人税法の22条かな?」と推測してくれることを願ってました。
普段はササッと書きますが
この試験で書いていた速さが、今でも抜けないのです。
打ち合わせの時などのメモ書きでも、試験の時のクセが抜けないんです。
ゆっくり書くのが耐えられないって感じがあります。
たまに自分で書いたのが読めなかったりしますが、大事なことは「ちょっと待ってくださいね」と断ってから丁寧に書いてますよ。
税理士ってお固い、ちゃんとしてそう、字もキレイそうってイメージがあると思います。
何気ないメモが目に入って「なにコレ、汚っ!大丈夫かよ、この人」って感じちゃうかもしれませんが、こういう事が原因かもしれないので、気にせず、ご安心くださいね。
丁寧と書くときは、しっかり丁寧に書きますので。
※ 記事作成時点の心境に基づいています。
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