会計ソフトの入力を当事務所でおこなう理由
税金のためだけではなく、経営の判断・管理のベースになるのが会計ソフトの入力です。
これは基本的に当事務所でおこなっていますが、もし興味があるならできるようになるまでサポートもしています。
時間や知識の問題、そして向き不向きもある
会計ソフトの入力は誰がやるのがよいか……?
それは「お金の管理をしているかた」です。
というのも、会計ソフトの入力には、日々のレシートなどの他に通帳の履歴や給与明細なども必要になるからです。
もし、これらの資料を「誰に見られてもかまわない」ということであれば、会計ソフトの入力は誰がやってもよいでしょう。
しかし、お金のことをすべてオープンにするのは抵抗がある、という気持ちもわかります。
状況や時期などにもよりますが、お金のことをオープンにするなら、その背景にあるものもしっかり説明しないと、いらぬ誤解などが生じてしまいますから。
オープンにするのも、それはそれで難しいものです。
なので、会計ソフトの入力は「お金の管理をしているかた」がやるのがよいでしょう。
とはいっても、会計ソフトの入力は「こまめにやる」という前提での話です。
会計データは、税金のためというより、事業の状況をリアルタイムで把握したり、お金がちゃんと回るかをチェックするためにつかうのが本来の目的ですから。
「お金の管理をしているかた」って大企業でもない限り、経営者であることがほとんどです。
すると、入力するための時間がない。
また、入力に必要な知識を調べる時間もない。
会計ソフトの入力は、すこし掃除や整理整頓に似ているところがあります。
日々の取引を入力して終わりではなく、入力した後にそれぞれの内容が合っているかのチェックをするところまでが必要なのです。
つじつまが合っていないとマズいのです。
こまかい数字をキッチリ整える。
入力するための時間のことにくわえ、向き不向きという問題も、やっぱりあるかなと感じます。
こういった理由で、会計ソフトの入力は当事務所でおこなっています。
なるべくリアルタイムに近づけようとしていますが、資料をお預かりしてから仕上がりまで1週間~10日ほどはかかります。
答え合わせがかえって大変
時間や知識、そして向き不向きの問題は、意外に大きいものです。
かつて、入力していただいた後でチェックのみ行う、という形でのご依頼もいただいていました。
もし、何かを変更するなら、変更前・変更後、そして理由も説明するのが当然です。
(根拠になった資料、場合によっては追加の資料もお願いしなければなりませんが)
この説明のための資料作りが、ちょっとしたパンレットくらいのボリュームなることもままあり、けっこう大変でした。
正直にいえば、自分でやったほうが早い……
半日くらいの節約になる……(お互いに)
全体としてみれば、二度手間というより三度手間という感じでしょうか。
とくに大きいのが時間の問題です。
ムリしてやって、かえって大変になるなら……ということで、会計ソフトの入力は当事務所でおこなっています。
興味がある方にはサポートしています
会計ソフトの入力を自分でやることのメリットは、ちゃんとあります。
事業に限らず、大事なことは目に見えないものだったりすることも多いです。
しかし、目に見えるもの、数字であらわせるものも、やっぱり大事です。
それを、自分が気になったときにいつでも見れる、ということは大きいのではないでしょうか。
会計ソフトの入力を当事務所でおこなっているのは、主に時間や知識、向き不向きの問題からです。
税金の申告に期限があるように、物事にはある程度の締め切り・間に合うということも必要だからです。
と同時に、何かを説明する立場にいる人間として、誰かができるようになるまで説明する・待つ、ということも大事かもしれないと思っています。
なので、会計ソフトの入力を自分でやることにメリットを感じ、興味があるなら、できるようになるまでサポートしています。
※ 記事作成時点の心境に基づいています。
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