Search Consoleで重複の検証に時間がかかった話【初心者向け】
「重複しています。Google により、ユーザーがマークしたページとは異なるページが正規ページとして選択されました」
こんな通知がSearch Consoleからとどいた後、なんとなく手直しをして「修正の検証」をはじめたところ、結果がわかるまでに3か月くらいかかったという体験談です。
その経緯を、WordPressでサイトを運営している初心者向けに、備忘録として残しておきます。
問題が発覚したときの状況
ある日、Google Search Consoleから次の通知がとどきました。
- 重複しています。Google により、ユーザーがマークしたページとは異なるページが正規ページとして選択されました
重複してたらどうなるのか……?とググってみたけれど、専門用語だらけでよくわからない。。。
ひとつ理解できたのは、不適切なSEO対策として「ペナルティをうけるかもしれない」ということ。
すでにインデックスされた記事が削除されたり、ホームページの検索順位が下がったりするようです。
ちなみに、重複しているのは、投稿のカテゴリーである次のURLでした。
https://arai-zc.com/category/blog/tax-05/
重複しているということは似たような他のページがあると思うんですが、それがどのページなのかは今も不明。。。
Search Consoleのヘルプには、つぎの解説があるのですが、これもピンとくるものではなく。
パッと見は日本語なのに、でてくる言葉が分からなすぎるし、納得するまで調べようとしたけれど途中で挫折……
重複しています。Google により、ユーザーがマークしたページとは異なるページが正規ページとして選択されました
この URL は、あるページセットの正規ページとして指定されていますが、Google は別の URL のほうが正規ページとして適切と判断しています。Google はこのページではなく、正規ページとして適切であると考えるページをインデックスに登録しました。
- この URL を検査して、[ページのインデックス登録] > [Google が選択した正規 URL] で Google が選択した正規 URL を確認します。
- [ページのインデックス登録] > [ユーザーが指定した正規 URL] で選択した正規 URL を確認します。
- ブラウザで、現在のページ、ユーザーが指定した正規 URL、Google が選択した正規 URL を確認します。
- このエラーは、テスト済みのページがユーザー指定の正規 URL と重複していないと Google が判断したことを意味します。代わりに、テスト済みのページは Google が選択した正規 URL と重複していると Google は判断しています。
- Google が選択した正規 URL がテスト済みのページである場合、テスト済みのページは他のどのページとも類似していないと Google は判断します。
- ユーザーが指定した正規 URL が現在のページに類似していない場合、Google がその URL を正規 URL として選択することはありません。重複するページは正規ページと類似している必要があります(これが重複を意味します)。
(Search Console ヘルプより)
対策としてやったこと&検証が終わるまで
対策としてやったのは、次の2つです。
- 重複しているページを削除した
- カテゴリーをnoindexにした
重複しているページを削除した
「重複しているページを削除すればよいのかも」
ちゃんと調べたり深く考えるまえにパッと思いついたので、とりあえずやっちゃったのがSearch Console上でのページの削除です。
よくみると「一時的な」削除と書いてあるんですけどね。
ということは、いずれもとに戻るわけで。
多分やらないほうがよかったのかも……と思っています。
カテゴリーをnoindexにした
「All in One SEO」というプラグインをつかっているのですが、これでカテゴリーをnoindexにしました。
もしカテゴリーをindexするなら、内部リンクがよいと評価される反面、ページが重複していると判断されるリスクがあるようです。(今回の自分のように)
いっぽうnoindexなら、重複ページの問題は避けられるかもしれないけれど、サイト全体の評価が下がるかもしれないそうで。
すでにページが重複していると言われているので、自分に選択肢はないようなものだったのですけどね。
でも、今回はページ重複問題を回避できました。
自分としては、noindexにしたことが原因じゃないかと思っています。
(原因をちゃんとわかっていないのもどうなの?とは思うんですけどね…(;^ω^))
ほかの解決策として、canonicalタグをつける・301リダイレクトをする・サイトマップを使うなどの方法があるようですが、自分にはどれもハードルが高かったです。
検証が終わるまで
上記の2つをやったあと、問題を解決するべく手直ししましたということで「修正を検証」をクリック。
(ページは違いますが、次のようなボタンです)
「数日で終わるかな」と思っていたのに、待てど暮らせど通知はこない。
「修正を検証」をもういっかい押してみようかな、となったんですが、どうやらこれは止めたほうが良いらしい。
うろ覚えなんですが、Search Consoleのどこかのページでそんな文言をみた気がします。
なので、もう放置していたところ、先日「検証は合格」と通知がとどきました。
かかった期間……9月5日~12月2日
検証には3か月くらいかかりましたが、とりあえず重複の問題は回避できました。
(また来るかもしれないけど。。。)
まとめ
WordPressでサイトを運営しているかたも多いんじゃないかと思っています。
Search Consoleでインデックスの問題などがあったとき、ググってもでてくるのは知識をある程度もっているかた向けのものが多いように感じます。
(勉強しろよ、という声はおいときますね m(__)m)
とくに、自分が調べたときに「検証にどれくらい時間がかかるのか」という記事がなかったので、ちょっと爪痕を残しておこうかな、とこの記事を書いてみました。
3ヶ月くらいかかってしまうこともあるのです。
※ 記事作成時点の情報・法令等に基づいています。
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