王座戦をみて感じた解説の重要さと活用法
王座戦第4局を観戦しましたが、解説がなかったらスゴさに気づいていなかっただろうな……
その解説について考えてみました。
将棋は初心者ともいえないレベルですが
ときどき、スマホのアプリで詰将棋をやっています。
7手詰めくらいまでのものを、頭の体操的な感じで。できないものもちょいちょいあるけれど……
序盤など何していいかわからないので、スタートからではなく、ホント詰将棋だけですが。
そんな初心者ともいえないレベルですが、藤井さんが八冠達成なるか・ならないかが気になり、王座戦第4局を観戦しました。
以前から、Youtubeなどでタイトル戦の解説動画を見ていたので、プロにとってスゴイこと・わりと普通のことはなんとな~くわかる気がするのですが、熱戦でしたね。
熱戦と言いましたが……
解説がなければ、その熱戦具合もわかっていなかったかもしれないです(汗)
解説の重要さ
普段はスマホで詰将棋しかやらないですが、解説を聞くのも面白いものです。
というか、もし解説がなければ、上級者以外は間が持たなすぎるかもしれないですね……
「なぜ、そんなに考えるの?」がわからないからです。
ただ、解説を聞けば、次のようなことがわかります。
- ある手の背景にあるもの
- なぜ、そんなに考えるのか
- 将棋以外の人間的な要素
- 解説者ならどうするか
- 対局以外の将棋あれこれ
ちょっと将棋ができる気になったりするし(ホントは問題外レベルですが)、自分が知らなかったことを発見してちょっと嬉しい気分になったりする。
こういう気分になれるので、解説を聞くのは面白いのです。
もちろん、これらを自分ではできないということは自覚していますが。それでも。
将棋界にとっては興行的な意味合いもあるでしょうし、将棋のプロを目指しているかたを育てる意味合いなどもあるかもしれません。
ただ、解説でありがたいのは「他人の意見を聞ける」ということでしょう。
ちょっと将棋からはなれて話をつづけますが、何かやりたいことがあるとき、何かが上手くいっていないとき、どうしよう?という場面もあると思います。
解決の方法にこだわるときもあるでしょうが、煮詰まってくると、方法なんて何でもいいやとなる場合もあります。
そこで、解決のきっかけになるものの一つが他人の意見なのです。
(自分の意思が固まっていないときなどは、誰かの意見に影響されないほうがいい状況もあるかもしれないですね)
解説の活用法
個別の解説ではないという前提で続けますが、その解説を鵜呑みにして、そのまま自分にあてはめるのは危険なときもあります。
根っこにある理由を把握していないからです。
その理由次第では、結果が大きく変わるときもあります。
もし、解説を見る・聞くだけであれば、その根っこにあるところを調べて、自分にはどうあてはまるのかを考えましょう。
そして、解説したかたと会話ができるのであれば、次のように聞いてみましょう。
- 自分はこう思っているのだけど、なぜ違うのか?
- そして、どうなる?
自分も税理士として、税金やお金、数字のことを解説する場面があるのですが、相手が考えていることを知るのは難しいときもあります。
付き合いの長さや表情、会話の流れ、雰囲気などで判断できるときもあれば、そうでないときもあります。
相手が知らないことを探る、これが意外に難しいのです。
聞き方の工夫などで推測できるときもありますが、結局は推測です。
大事なのは確信とか本音ですから。
そんなときに「自分はこう思っているのだけど、なぜ違うのか?」と聞いてもらえると、そのあたりがスッキリわかります。
(なんでも言える関係も大事ですね)
誰かに何かを相談するときは、ぜひ気にしてみてください。
※ 記事作成時点の心境に基づいています。
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