仕事の質を上げるには

自分が持っているちからを発揮できないと「仕事の質が低い」と感じるかもしれません。

ですが仕事の質は、まず相手が決めるものなのです。

 

仕事が必要なわけ

生きていくためには、お金が必要です。

自然のなかで自給自足するのもアリといえばアリですが、場所によってはあまり現実的ではない。

 

なので、普通に考えるとやっぱり仕事をしなければならない。

当たり前のはなしですし、おおくの人がこう考えていると思います。

また、わたしも同じ意見です。

 

お金は必要。

だから仕事をする。

 

こういう前提があるがゆえに、「お金のためにそれはしょうがないよね」ということも出てきます。

「しょうがない」ではなく「ヒドイ」と感じることもあるような、ネガティブなことも。

ニュースとかで見聞きする、できれば自分の身には降りかかって欲しくないようなこと。

 

そこまではいかないにしても、悪い意味で手を抜いたり、デメリットを伝えずに売るということもあるでしょう。

よりおおくのお金のために。

 

また、「ヒドイ」とは言わなくても「しょうがない」が残っている状態やビジネスもあるかもしれません。

それでもお金が稼げるのなら、仕事の役割は果たしたわけです。

 

でも、「お金のためにしょうがない」が残っていると、充実感は得られないものです。きっと。

人によっては罪悪感みたいなものを感じるでしょうし。

 

どうしたら、もっとよい仕事ができるのか。

仕事の質を上げられるのか。

 

仕事の質を上げるには

仕事の目的でもあるお金は、自分にとって必要なものを手に入れるためのものです。

もちろん、「必要だから」ではなく「欲しいから」でもよいですが。

 

つまり、お金をつかえば何かが解消できるわけです。

その何かは「それがないと困る」かもしれませんし、悩みかもしれませんし、欲求かもしれません。

お金をつかう理由には、こういうことがあるのです。

 

お金と引き換えに仕事をしますが、こういうことを提供できているかどうか。

提供できなければ、お金をつかってもらえません。

  • 困っている
  • 悩んでいる
  • 欲しいものがある など

これを解消するのが仕事なわけです。

 

もし解消できれば、相手はどう感じるでしょうか。

この感じかたは、お金をつかう理由や相手がもっている期待感によっても変わります。

 

その理由や期待感により、次のような反応があるでしょう。

  • クレームがくる
  • ちょっと残念
  • まあ普通
  • ちょっとトクした気分
  • 想像以上で嬉しい

 

これらが、仕事の質です。

相手がよろこぶ場面に自分も関係できたと思えるときって、「よい仕事をした」と感じませんか?

 

プライベートでも、誰かをよろこばせるために何かをすることがあると思います。

相手がよろこべば、自分もうれしい。

これが「よい仕事」ではないでしょうか。

 

もしかしたら、自分のもてるすべてを発揮できないと「質が低い」と感じるかもしれません。

でも大事なのは、相手がよろこぶから、自分もうれしくなることです。

ここを目指すのが、仕事の質を上げるコツです。

 

それを目指す過程で、正確さ・知識・経験・効率・コミュニケーション・安全管理・品質管理・時間管理などが出てくるのです。

 

自分だけがうれしくても、仕事の質はあがらないものです。

いつもいつも目指せるものではないかもしれませんが、目指さなければ始まりません。

 

まとめ

仕事をするのは、お金のためでもあります。

ですが、お金だけが目的だとよい仕事にはつながりにくいものです。

相手がよろこぶから、よい仕事をしたと感じられるわけなので。

 

仕事の質をあげ、よい仕事につなげるには「相手がよろこぶから自分もうれしい」と感じられるところを目指しましょう。

 

※ 記事作成時点の心境に基づいています。