「良いことを思いつくのは出先が多い」の対策
なにも考えていないような時でも、頭は意外に働いているものです。
そんなときに良い思いつきも降ってきますが、あんがい忘れてしまうもの。
それを防ぐには、出先でもメモを活用してみましょう。
出先で思いついたことは忘れる
良いことを思いついた気がするんだけど、「そういえば、何だったかな」ということってないでしょうか。
仕事にかぎらず、後からなにかを思いつくことは多いもの。
考えようと思って考えたときに、すべてを思いつけるわけではないですから。
ブラッシュアップという言葉もありますしね。
そうしたアイディアを思いつくのは、なぜか、ふだん考える場所・仕事場などとは違うことも多かったりします。
景色がちがう。
気持ちがちがう。
こうしたことで、頭の使いかたがちがうからかも。
考えようと思っていないことが、じつは大きいのかもしれない。
本当の原因は分からないですけれどね。
ただ問題は、せっかく思いついたことも、出先だと忘れてしまうこと。
メモっておけば良いのでしょうが、ちょっと面倒。
カバンからメモとペンをだして、邪魔にならないところに立ち止まってから書かなければならないですから。
ということを理由にして、根拠のない自信から「覚えているだろう」と思ってしまったりも。
そして、忘れてしまう。
頼まれた買い物だったら、家族などが思い出させてくれます。
でも、そうじゃなければ、思い出させてくれるひとがいない。
自分だけが頼りなわけです。
なぜか、そんな風に忘れてしまったことは、なかなか思い出せないもの。
「喉まで出かかっているんだけど…」とも違ったりします。
思い出すきっかけも、分からない。
覚えているのは、なにかしら良いことを思いついたことと、それを忘れたことだけ。
二度と思いつく保証のないものには、やっぱり出先でもメモが必要です。
それで、何かが変わったかもしれない…ですから。
出先でメモするには
出先でメモをするには、スマホのアプリが便利です。
もし、出かけるときにスマホを持っていかないなら別ですが…
ただ、ほとんどの方は持っていく前提で、話をすすめますね。
そのアプリには、メモするためのものが色々あります。
わたしは「Google Keep」をつかっていますが、何でもよいかと。
もともとインストールされているものでもよいのですが、音声でも入力できるものだとラクですよ。
なんだかんだ文字を入力するのって、面倒ですから。
その音声入力で、思いついたらなるべく早くメモっておく。
第一印象というか、最初のとっかかり、最初にでてきた言葉が大事ですから。
文でなくても、単語2つ3つだけでも、「きっかけ」を思い出せれば、あとは展開できるものです。
ぎゃくに、きっかけ自体ではなく、文にしたものを後から読むと、「きっかけは何だったかな」ということもあるかも。
もちろん、電車とかバスでスマホに向かってぶつぶつ言っているのは、恥ずかしいかもしれないですよね。
そんなときは、文字でメモしておきましょう。
不思議なことに、頭っていつでも働いているのかもしれません。
移動中など、何かをしているつもりがないときでも、意外に考えているものです。
試しに、つぎに出かけたとき、移動中に考えていることを意識してみましょう。
結構いろいろあるはずですよ。
そして、そんなときに「あっ、これはいいかも」ということが降ってくる。
それを書き留めるのがメモなので、いずれは、それを深掘りしたり確認する時間も必要なわけです。
メモする目的
メモしたものも、あとで深掘りなどしなければ、溜まっていく一方です。
だから、メモは溜めないことも大事です。
貯金とおなじように、あることで「良し」と思ってしまったりもするんですけれどね。
でも、鉄は熱いうちに打て…ともいいます。
メモしたきっかけの言葉なども、時がたてばそこからの展開はできなくなることもあります。
いったんは、自分の言葉で筋道がたつように、整えておく必要があるのです。
なので、メモしたものは、定期的に整理し、どこか別のところにまとめておくのが良いです。
思いついたあとで、いちど考えてみれば「そこまで大したことじゃなかったかも」ということもありますし。
10個メモしたもののうち、後からみても良いと思えるのは、うち2~3個。
そんなこともあるかもしれません。
でも、良いとは思えなかった残りのものに価値がないかといえば、そうでもない…かと。
それらがあるから、後でつかえるものを残しておけた。
そう考えるのもアリですよね。
思いつきは、おなじものが二度でてくる保証はありません。
そして、良い思いつきは、なぜか出先であることも多い。
そうかんじたら、スマホのアプリも活用してみましょう。
その思いつきを行動にうつせるかどうかで、変わることもありますから。
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