お金に解決できる問題はあるのか

お金は、モノやサービスと交換できるから価値があるものです。

もし問題があるなら、それはお金ではなく、モノやサービスが解決するのです。

 

お金の役割

お金があれば、いろんなモノやサービスを手にすることができます。

そのなかには、生きていくためのものもふくまれるので、お金はどうしても必要なもの。

くわえて、最低限ギリギリではなく、すこし美味しいものや体によいものを食べたり、自分が楽しいと思えることをするには、余計にお金がかかります。

なので、お金は「必要」とか「欲しい」の対象になるものですが、つまりは「なにかと交換できる」から価値があるわけです。

これが、お金のはたす1つ目の役割です。

 

ただ、その前提には「お金は腐らない」ということがあります。

もし、もっているお金が腐って使えなくなるようなことがあるなら、そのお金を集めたいと思うひとはいないでしょう。

なにかと交換できるという役割も、果たせなくなるわけですし。

手元に置いておくかぎり、その価値は変わらない。

だから、貯めることもできる。

 

じゃあ、一体いくら貯める・あるいは持っていればよいのでしょうか。

もちろん、モノやサービスには値段がついているので、それにおうじて…ということになります。

ここにも、お金の役割があります。

つまり、だれもがお金を基準に値段をつけている…と。

「モノやサービスの価値をあらわす」という役割を、お金が果たしているわけです。

そうじゃない値段は、「お金以外のもので…」なんて怖そうですし。

 

普段はあまり意識しませんが、お金はつぎの3つの役割を果たしているのです。

  • なにかと交換できる
  • 腐らない
  • モノやサービスの価値をあらわす

 

お金に解決できる問題はあるのか

ところで、「お金で解決」という表現があります。

これはホントでしょうか…?

 

もし、お金があれば、次のようなことができます。

  • いろんなモノやサービスが手にはいる
  • 働かなくてよい
  • 好きなことをすることができる
  • より快適にすごすことができる
  • 時間や心の余裕がうまれる

 

ただ、これらには「だれかが、お金となにかを交換してくれるから…」という前提があります。

だれかが作ったモノや、だれかのサービス。

つまり、お金ではなく、人がいるから上のようなことにつながるわけです。

 

もちろん、お金を渡せば、モノを売ったりサービスを提供するのを断るひとはいないでしょう。

だれにとっても、お金は必要ですし。

また、いたとしても、それなりの事情があるはずです。

 

でも、問題を解決するのは、お金ではなく人。

これが本質的なところだと思うのです。

無人島で、お金だけあっても意味ないですし。

 

そのお金は、自分がはたらくことによって手にするものです。

なので、買い物というのは、自分のはたらきと相手のはたらきを交換するようなもの…といえます。

それを、お金が介している…と。

結局は、人ではないでしょうか。

お金に、惑わされないようにしましょう。

 

まとめ

お金は、モノやサービスと交換できるから、価値があるものです。

なにかをお金で解決するということほ、交換先のだれかが解決しているということなのです。

お金は、どうしても欲の対象になりがちです。

でも、惑わされないように気をつけておきましょう。

 

※ 記事作成時点の情報・法令に基づいています。