売上の入金がないときは、やっぱり催促しよう
お金を受け取るところまでが仕事。
ただ、せっかく働いたのに入金がないこともあり得ます。
催促するのって気が引けることもありますが、仕事をしたらお金をもらうのは当然とも思うのです。
せっかく仕事をしたのに、入金がない。
手元のお金に困っていない場合など、入金がないのに次の仕事もやっている。
また、入金がないのに気づいていないこともあったりする……
税理士として会社の経理をみていると、たまにはこういう場面にも出会います。
仕事をしたけど入金がない状態は、貸借対照表に売掛金として表れます。
業種にかかわらず、売掛金というのは1~2か月ていどで入金されることがほとんどです。
なので、3か月くらい入金がないときは「あれ?入金がないけど大丈夫かな」とこちらも心配になるのです。
実際、入金がない原因というのは、そこまで複雑ではありません。
請求書を送り忘れていた……
仕事が増えてくると起こり得ることですが、自分でコントロールできることは大きな問題ではないでしょう。
経理や入金管理の時間をすこし多くとるなど、自分で解決できるので。
自分でコントロールできない、相手に問題があるときは、ちょっと困りますよね。
放っておいても相手から何か言ってくれればよいのですが、大体は次のようなことが原因です。
- 黙っていれば見過ごしてくれるかもしれない
- お金にたいしてルーズ
- (暗黙の)それくらいサービスしてよ
- 支払うためのお金がない
やっぱり催促しよう
お金は大事です。
これは、自分が税理士だから言えるようなところもあります。
「お金を払ってね」というと、お金にがめついような印象が与えてしまう、というのが世の常識的な感じもしますし。
また、お金を追いかけるって、なにか嫌な人間にみられるような気もしますよね。
なので、催促するのは気が引けるという気持ちも分かります。
- もしかしたら、日付を勘違いしてるかも
- もしかしたら、忙しいのかな
こんな風に、こちらで勝手に想像したくなると思うのです。
付き合いが長いと、たまたまということもあるでしょう。
でも、多くの場合、相手はそこまでこちらのことを考えているわけでもない……かもしれない。。。
(そうは思いたくありませんけれどね)
また、入金がないと商売が回らないのも事実です。
モノを渡したりサービスを提供して、お金を受け取るところまでが仕事です。
売上の入金がないのなら、催促するのは当たり前のことなのです。
催促する・しないの2択なら、やっぱり催促するを選びましょう。
言い訳は誰かのせいにしてみる
いざ催促するとなっても、言い方ってあります。
相手と自分の関係にもよりますが。
いきなり「入金ないんですが払ったくださいね(圧)」ということは稀でしょう。
大体は、次のような言葉を入れ、頭にきていることを隠すと思います。
- 行き違いだったらすみません
- 請求書を発行していなかったかもしれないので、再送します
もし、相手がこちらに対し、なんらかの嫌な感情を持ってしまうのを避けたいのであれば、誰かに言われてしょうがなくやっている感を出すのも手です。
自分はそこまで気にしていないんだけどね……という体で。
どうしても、お金を払う方が偉いみたいな風潮が、世の中ありますからね。
- 税理士に言われたから……
- 取引のある銀行から、売掛金の回収をしっかりやるように言われて……
大事なのは、入金がない売掛金をほったらかしにしない、ということです。
そのまま放置しても、その売掛金が勝手に消えることはないのです。
売上の入金がないときは、やっぱり催促しましょう。
できれば、期限の翌営業日には。
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