電話とメールのどちらでも伝わるとよいものがある
仕事での連絡は、無味乾燥なものになりがちです。
だからこそ、感情…というと大袈裟ですが、ちょっとしたニュアンスまで伝わると良いなと感じています。
電話もメールも仕事とはいえ、いってみれば人と人の会話ですから。
そして、仕事だと割り切り過ぎると、個性も消えてしまいそうな気がします。
電話の良いところ・不便なところ
先日、こんなことがありました。
- 電話をいただく……取れない
- 折り返す……取れない
- 再度、電話をいただく……取れない
結局のところ、急ぎでもなく、なにか問題があったわけでもなく、その日のうちに連絡をとることができました。
でも、こうしたことがあると、相手に申し訳ないし、焦ります。
静かな場所をさがしたり、とか。
うるさい中で電話して、聞き返すにも限度ってあるし。
今は、ほとんどのかたが携帯電話を持ちながら、仕事をしていると思います。
なので、電話をかけたらすぐに繋がると思いきや、このように繋がらないこともあります。
おそらく、ずっと電話をとれる状態で仕事をするかたは少数派。
次のような理由で、取れないこともありますよね。
- 誰かと打ち合わせをしている
- 手が離せない仕事をしている
- お客さまの対応中
- 電話に気づかない
- 人込みにいる
- 電車やバス、飛行機のなかにいる
- 電話を持っていないときもある
- 昼寝など
わたしは連絡の9割がたをメールに頼っているんですが、ちょっと気になったのでGoogle検索してみました。
「電話 メール どっちがいい」と。
そうしたら、検索候補はメール推しがいろいろと…
きっと、電話を取れないことも多いんでしょうね。
でも、電話にも良いところはあります。
感情が伝わりやすい、という。
ときには「アレ何だったっけ」でも通じるし、日程調整なんかも手っ取り早いですよね。
また、声を聞けたら嬉しいということもありますし。
なので、何か問題がありそうで、すぐに解決できそうで、明らかに「今は電話の側にいるな」と分かるときなんかはパッと電話をすることもあります。
ちなみに、税務署から連絡があるときは、今のところ100%電話です。
e-Taxでは、受信通知など手続きのお知らせがくるのみで、個別の事情についての連絡はありません。
おそらく、メールはセキュリティなどの問題があるんでしょうね。
わたしも含め連絡はメールがメインなのが多数派でしょうが、そのメールも良いところだけではなく、不便なところがあります。
メールの良いところ・不便なところ
ほとんど毎日メールをしていますが、「感情が伝わりにくい」のがメールです。
- ありがとうございます。
- お願いいたします。
- お世話になっております。
どれもよくつかう文言ですが、なんか冷たくもある…
裏にある感情が見えにくいので。
「ありがとうございます」ひとつ取ってみても、もし電話なら、次のようになったりします。
- ホント助かりました!(ありがとうございます)
- 忙しいの分かってるんですが、どうしても必要なんです…(ありがとうございます)
- こんなに早く資料をおくってくれるなんて思っていなかったです!(ありがとうございます)
- お休みの日にすみません…(ありがとうございます)
気軽に絵文字をつかってみるのも、アリなんでしょうけどね。
- ありがとうございます (^-^)
- ありがとうございます ( ;∀;)
- ありがとうございます (;^ω^)
こうしたことを考えること自体が気にしいなんでしょうが、言葉尻ひとつを後から「あれでよかったかな」と思い返すこともあったりします。
その時々の「気持ち」を取り違えると、後にも影響することってありますし。
いっぽうで、メールにも良いところはあります。
- こまかい話も伝えられる
- 後に残せる
- 相手の時間を取らない
こまかい話も伝えられる
税理士という仕事柄、数字だったり、書類だったり、日常生活ではふみこまないレベルでこまかい話は出てきます。
それのアリ・ナシで、ものごとの結果が変わることもあるので、どうしても伝えなければならないこともあるのです。
こうしたことを電話で伝えるとなると……かえって大変です。
シンプルにし過ぎて誤解をまねいたり、二度手間になったりするくらいなら、専門用語をかみくだいたり必要な範囲に限定したうえで、キッチリ伝えたほうがよいこともあります。
こうしたときに、メールは便利です。
後に残せる
メールは後から見返すこともできます。
そして、必要なことをその都度メモをとるのも大変です。
メールがメモ帳代わりになるので、便利です。
相手の時間を取らない
電話をしていれば、他のことはできません。
本当はやりたいことがあっても、後まわしになってしまう。
こうしたことが積み重なったり、その電話で追加の用事ができてしまえば、相手の予定は狂うかもしれない…
メールなら、自分の予定にそって、ものごとを進められます。
見る時間は選べるので。
こうしたことを考えると、メールのほうが有難いものです。
まとめ
わたしは連絡の9割がたをメールに頼っていますが、「電話の方がよい」と感じるときもあります。
電話もメールも対話なので、「気持ちまで伝わっているか」を確認しながら使いたいものです。
「理屈じゃ分かってるんだけど…」ってことは意外に多いですし。
※ 記事作成時点の情報・法令に基づいています。
当事務所のサービス