税理士からアドバイスがない?その理由を税理士が考えてみた

せっかく税理士に依頼をするなら、税金の計算だけではなく、色々なアドバイスや提案も欲しいですよね。

○○してみるのは、どうでしょう?

△△をすると、節税になりますよ。

◇◇をすると、○○というデメリットがありますが、□□というメリットもありますよ。

××するのは、~~というリスクがあるので避けた方が良いかもしれないですよ。  などなど

 

こういったアドバイスが無い・足りない場合は、何が原因なのか考えてみました。

人間関係で、どちらかに100%の原因があることは少ないと思いますが、問題を解消しやすい方はどちら?という切り口で。

 

税理士に原因がある

問題が特定できていない

何か問題があったり、現状をより良くするために、アドバイスをする訳です。

そのためには「今どうなっているのか」「どういう経緯でこうなったか」「今後どうしたいか」などを知る必要があります。

 

これを、お預かりする資料や日々のコミュニケーションから探るのですが、「何が問題か、そもそも問題があるのか」を特定するのは意外に難しいものです。

依頼者自身も、なんとなくモヤモヤしたものはあるけれど……くらいで、何が問題か気づいていない事もありますので。

 

そこで、相談しやすい雰囲気作りや、会話の中から気になっていそうな事を探して、依頼者に振ってみて、掘り下げていくことが必要になります。

問題を特定するために。

 

税金の計算だけで良いという考え

仕事には、お金を稼ぐという目的もあります。

ですので、税理士として最低限の仕事をし、それに見合ったお金を手にすれば、それでよい、というスタイルもあるかもしれません。

また、本音か建前かはさておき、「税金の計算だけでよい、余計なことはいらないよ」という依頼者の方もいらっしゃいます。

(察する、ということは別にしておきますね……)

 

抱えている仕事が多すぎる

アドバイスといっても、資料や計算書類などをパッと見ただけで出来るものもあれば、いろんな事を整理・深掘り・試算などしてからでないと出来ないものもあります。

税理士からしたら、アドバイスを作る作業と言えるでしょうか。

そのための時間がない、というケースもあるでしょう。

 

やったことを伝えていないかも

身近で有効な節税策というのは、すでにやっている、という事が多いです。

「数字とか苦手なんだよね。全部まかすからよろしく頼むよ。」と言われると、税理士の方も細かい話を避ける傾向になりがちです。

つまり、「アドバイスはしていないけど、ホントは色々やっているよ」というケースもあるかもしれません。

 

勉強不足

もしかしたら、そういう税理士の方もいるかもしれません。。。

ちなみに、税理士法で、税理士には年間36時間の研修を受ける義務というものがあります。

36時間では足りないかもしれませんが。。

 

依頼者に原因がある

頼んだこと以上を期待し過ぎる

一般的に、税理士との付き合い方には、顧問・申告のみ・その場限りの相談、の3種類があります。

もし、申告だけ・相談だけを依頼して、それ以外にもアドバイスなどが欲しいのであれば、(ごめんなさい)それは欲張りすぎだと思うのです。。。

仮に、申告だけを依頼した場合でも、少し足を延ばしたところまでアドバイスをする税理士は多いですが、サービスできる範疇を超えている事もあるのです。

 

依頼者・税理士双方に原因がある

コミュニケーション不足

アドバイスをするためには、資料や数字だけではなく、依頼者の意思・考えが必要です。

それに沿っていない場合、余計なお世話になりがちですし。

 

そして、こういう記事を書いていて実感しますが、自分の思っていることを言葉にするのはホント難しいです。

 

例えば、自分にとって普通・当り前のことの説明が抜けてしまう事がよくあります。

そうなると、大前提がない状態で話をしていることになるので、相手に伝わりにくいことになってしまうのです。

 

付き合いが長くなると解消できる部分もありますが、依頼者・税理士双方が歩み寄って、時間をとって、コミュニケーションする必要があります。

 

※ 記事作成時点の情報・法令等に基づいています。