頭にきたときに考えたいこと
最近イヤなことがあったわけではありません。
今更ですが「7つの習慣」を読んでみたところ、自分にとっては思わぬ発見があったのです。
いろんな事で頭にくる
事業をするなら、やっぱり上手くやりたい。
おそらく経営者なら全員が、こう思っているはずです。
事業にかぎらず、かもしれませんね。
でも、競争相手もいるし取引先もいる。誰かを雇っていれば、そのスタッフもいる。
自分の思い通りにはならないことは多々あるのが普通です。
ヒトだけではなく、モノやカネの問題もありますし。
なにか想定外のことがあったとき「しょうがないかな」ということもあれば、「激怒!!」ということもあるものです。
起きたこと、過去の事実は変えられない、とは分かっていても。
とくに、自分はなにも悪いことしていないときには、なおさら頭にきますよね。
怒るのは当たり前じゃないかって。
怒る勢いというか、頭にきたら自分の感情はとめられないし……
頭にきたときに考えたいこと
何かのできごとがあって頭にくる。
図にしてみると、こんな感じです。
あるできごとがあり、それに反応する。
今までは、このことについて違和感も疑問も持たなかったのですが、最近読んだ「7つの習慣 S.R.コヴィー著」につぎの表現がありました。
- 刺激の反応の間にはスペースがある
「刺激」を「できごと」におきかえていますが、さきほどの図がこうなります。
つまり、頭にきたから怒るのではなく、「?」のところで「怒るということを選んだ」となるわけです。
どんな反応をするかは、自分で選べる。
できごとと反応のあいだに自己がある、という感じでしょうか。
なぜ、そのできごとが起こったのかを考えてみれば、自分の知らないことがあるかもしれない。
知れば、見方がガラリと変わることもありますよね。
接客は明るく!と伝えたのに、ズーンと暗いスタッフがいる。
朝の会議でも言ったでしょ!と思ったところ、聞いてみたら親戚に不幸があった……
「怒る」にかぎらず、「なぜ自分はその反応をしたのか」と考えてみるのはいかがでしょうか。
その反応をしたのが今の自分で、なりたい自分に照らしてどうか、まで。
思わぬ発見は自分で選べない(はず)
何をどう考えるかについて、自分に言えることはあまりありません。
ですが、まずはなりたい自分や未来のことを、言葉にはならずとも自覚しておくべきだろうなと思います。
それ次第で、いまの行動や反応が変わるわけなので。
仕事柄、会話の中心はどうしても税金、お金、数字になってしまいますが、これらの要素だけでは上手くいかないものだろうと感じています。
お金の余裕が心の余裕をうむ部分もあるのでしょうが、お金だけを目標にして果たして上手くいくのだろうか。
と、とりとめもなく書いてみましたが、本を読むと思わぬ発見があるのでいいものですね。
狙って発見できるものでもないので、その有難みはなおさらです。
※ 記事作成時点の心境に基づいています。