税理士に丸投げしてもかかる手間を減らすには

丸投げと聞くと、まったくの手間いらずのような印象を持たれるかもしれません。

ですが、かかる手間は確実に存在します。

その手間が減らせないか…とも考えてみましょう。

 

税理士に丸投げしてもかかる手間

税理士に丸投げとは。

領収書などをすべて渡して、あとは決算書や税金の申告書ができあがるのを待つだけ…のこと。

本業に集中するための時間がふえ、計算間違いなどを気にすることもありません。

 

すごくラクになり、まったく手間がかからない…ようなイメージがあります。

でも実は、かかる手間はそれなりにあるのです。

  • 資料を集める手間
  • 説明をする手間
  • 数字の理解、事業の管理をする手間

 

資料を集める手間

経理をするには、すべての数字について、裏付けが必要です。

たとえば通帳やカード明細の数字、それぞれについての請求書や領収書。

銀行口座やカードで払うものは、手に入るまでに時間がかかったり、自分でダウンロードしなければならないものも多いです。

資料を集める点でいえば、むしろ現金ではらったほうがラクなことも。

 

さらに、集めた資料がインボイスかどうか。

もし、PDFのような電子データのみをやり取りするなら。

オリジナルのデータも、そのデータのまま保存しなければなりません。

資料を集めるのは、けっして軽く見ることのできない手間がかかるのです。

 

説明をする手間

資料を集めたとしても、その内容の説明が必要なこともでてきます。

たとえば「何につかったのか」により、どんな風に経費になるのかは変わることも多いですから。

 

この説明をするときに壁になるのが、「じぶんにとっては当たり前」なこと。

当たり前のことを説明する機会は、意外にすくないものです。

たとえば普段の会話は、当たり前ではないことが多かったりしないでしょうか。

 

だから説明は、普段の会話の前提から始めるようなことが求められるのです。

「えっ、こんなこと知りたいの…?」ということも、少なくないはずですよ。

説明とは、手間を感じるもの…と思っておきましょう。

 

数字の理解、事業の管理をする手間

丸投げするときは、手取り足取りの丁寧なサポートはついてこないもの。

顧問として契約するときより、費用が安くすむこともありますから。

 

もちろん、税理士によりますが、数字の説明などサポートがゼロとは言いません。

ただ数字を理解するには、やっぱり自分で勉強なり手間をかけることも必要かとおもいます。

 

そして、その数字を事業に活かすには。

丸投げするときは、たとえば年1回にまとめて…とか、数か月に1回とか。

小まめに、そしてじぶんが望むタイミングで数字が手に入るとはかぎりません。

だから数字が手に入らない間は、じぶんで何かを集計しておく…などの手間が必要なのです。

 

こうした手間が、すこしでも減らせないか…かんがえてみましょう。

もし減らせるなら、数字との付き合いかたも変わるかもしれないですから。

 

手間を減らすには

つぎの手間それぞれについて、かんがえてみましょう。

  • 資料を集める手間
  • 説明をする手間
  • 数字の理解、事業の管理をする手間

 

資料を集める手間

資料を集めるとき、どうしても「面倒くさい」はついてきます。

それを乗り越えるだけの手間は、どうしてもかかってしまいます。

お金をつかった人でないと、分からないこともありますからね。

 

ということを前提に、なるべく避けてほしいのが「探している」状態。

探すという行動は、けっこう時間がかかるように思いますから。

 

その探すの前にあるのは、失くした…とか、忘れた…とか。

失くす、あるいは忘れる前には、あったはず。

だから、その時に集めておくのが、結果、いちばん手間がかからないのです。

 

たとえば毎日5分~10分ていど、資料をまとめる時間をもってみる。

この少しの時間が面倒くさい…と思われるかもしれませんね。

でも、おそらくこれが、いちばん手間がかからない方法だとおもいますよ。

 

説明をする手間

説明にあたり、その説明の前にかならず必要なことがあるのを知っておきましょう。

それは、話の前提や、言葉の定義をあわせること。

ここがズレていると、その先はどこまでいってもズレたままですから。

すると、間違った数字につながることも、無いわけではない。

 

じぶんにとっては当たり前のことから、説明をはじめる。

多くのかたと、打ち合わせなどでお話をしてきました。

ですが、この当たり前を説明するのに慣れているかたは少数派な印象です。

 

当たり前を説明するのは、ときにイライラすることもあります。

「なんで分からないの」と。

それを手間に感じることがあるはずですから、まあ、そんなもの…と思っておきましょう。

知っておけば、手間感が減ることもありますからね。

 

数字の理解、事業の管理をする手間

丸投げをすると、数字にふれる機会は減りがちです。

でも、数字だって事業の役に立つもの。

それを活用しないのは、もったいない…とおもうのです。

 

まず丸投げをするとき、税理士と話をする機会はすくないはず。

それでも決算のときには、いつもより多く時間があると思います。

そのときに、数字の話をできないか…検討してみましょう。

 

それとは別に、普段から数字のことを気にすることも大事です。

「なぜ、お金はこれだけしかないんだろう」と。

きっと、この疑問がすべてのことの出発点になります。

 

そしてお金は、「今いくらあるか」とは別に「増減」も大事なことも知っておきましょう。

その増減は、利益とおなじでしょうか。

きっと違うはず。

そこで「あれ?」と感じるのが、会計を理解するための始めの一歩なのです。

 

まとめ

丸投げと聞くと、まったくの手間いらずのような印象をもったりします。

ですが、資料や説明、そして数字の理解などのために、かかる手間は存在します。

ときに面倒くさいと感じるようなものも。

 

そうした手間を減らすことを考えつつ。

やっぱり大事なのはお金なことを知っておきましょう。

そのお金を大事にするなら…と。

経理や税金は、お金を大事にする過程にあるものですから。