確定申告が終わったら試してほしいこと

所得税の確定申告が終わったときは。

1年のなかでいちばん数字や税金に詳しいときかもしれないですね。

それを利用して、自分のお金のことや、経理がすこしラクにならないか。

そんなことも考えてみましょう。

 

確定申告が終わったとき

確定申告が終わったときは、ホッとしているかもしれませんね。

「やっと終わった」とか。

「また来年」とか。

 

でも、きっと今がいちばん自分の数字や税金にくわしいとき。

もしかしたら、一年のなかでいちばん熱があるときかもしれません。

 

確定申告が終わったとおもうのは、申告書をだして、納税も済ませたときのはず。

このあとで、住民税や事業税がいくらか…とか。

あるいは会計データや領収書などを整理して保存しておく。

こういうことも必要です。

でもこれらは、確定申告のように税金のルールにそった義務のようなもの。

 

それとは別に、自分のために試して欲しいことがあります。

 

確定申告が終わったら試して欲しいこと

つぎの事ができないか、試してみましょう。

  • お金はいくら増えたのか…を知る
  • ちょっと今年のことも

 

お金はいくら増えたのか…を知る

お金は、働くことによって増え、生活費や趣味でつかうことにより減ります。

この差、つまり増えて減った結果というのは。

昨年 1/1 と 12/31 の口座残高をくらべてみればわかります。

 

でもこれは、いわば純額。

総額で、いくら増えて、いくら減ったかを知るには。

家計簿などもつけておかなければ分からないもの。

 

ただ、確定申告書の数字を流用すると、いくら増えたかには目途がつきます。

それと口座の残高をくらべてみれば、いくら減ったかも分かることに。

すると、生活費や趣味などの実情も浮かび上がってくるのでは…と。

 

そのいくら増えたかに目途をつけるには。

確定申告書にある数字のうち、つぎのものに着目する必要があります。

  • 数字とお金の出入りにズレがあるもの

 

たとえば事業所得や不動産所得では。

減価償却や借入金の返済にからむものが、それにあたります。

青色申告特別控除もそうですね。

そして役員報酬や給与があるかたなら。

給与所得控除は、お金が出ていかない経費です。

 

それから所得控除では。

配偶者あるいは扶養控除、そして基礎控除。

これらはまったくお金が出ていかないもの。

医療費も、実際に出ていったお金からいちぶ削られた数字です。

ひかくてき小さなところでは生命保険や地震保険も。

 

このように、確定申告書に載っている数字について。

それぞれお金を基準にみてみると、実際はどれくらいの出入りがあったのか。

それを調べていくと、昨年1年間でいくらお金が増えたのか…に目途がつきます。

 

これをするには。

いちど Excel に確定申告書の数字をすべて入力してみましょう。

そしてその隣に、お金の出入りではどうか…を入力していくと。

ひかくてき分かりやすいはずですよ。

 

ちょっと今年のことも

確定申告が終わったら、すぐに今年のことにも手を付けてみましょう。

会計ソフトに入力してもいいですし、集計表などを新しくしてみるものよいです。

 

確定申告は、1年に1回しかやらないもの。

だから、やっぱり「忘れる」ことも多々あります。

これは悪いことではないんですよ。

ただ「思い出す」というのは、それなりに面倒なものです。

そして、時がたてばたつほど、思い出さなければならないことも増えていく。

がゆえに、「確定申告は面倒だし大変」も大きくなっていくんじゃないか…と。

 

そのほか確定申告書の数字を流用すると。

ふるさと納税の上限もわかります。

答え合わせのようなものですね。

 

その上限は、住民税の20%とされているのですが。

住民税と所得税の計算は、とてもよく似ています。

おもな違いは、税率と所得控除。

その税率は10%ですし、所得控除はネット検索すればでてきます。

確定申告書をつくったすぐ後なら、ひかくてき抵抗なく計算できるはずですよ。

 

確定申告書をつくることは、ほんらい自分の権利のようなもの。

もし、だれかが自分の知らないところで勝手に計算するなら。

きっと納得できるものではない…と、いつかはそう感じるとおもうのです。

とはいえ、義務でもあるから、やらされている感は否めないかもしれないですね。

であれば、すこしでも自分の役に立つ情報をひきだせないか。

そんな視点で確定申告をつかってみてほしいな…とおもうのです。

 

まとめ

確定申告が終わったときは、1年のなかでいちばん数字や税金に詳しいときのはず。

それを利用して、自分のお金のことを考えてみたり、経理の姿勢をすこし整えることもできます。

 

確定申告の準備をはじめたときのことを思い出してみましょう。

「いくぞ!」とか「やるか!」と思えたのなら、それでよし。

いっぽう「面倒だなあ…」と感じていたのなら。

すこし変えてみると、つぎはすこしラクになるはずですよ。

 

 

※ 記事作成時点の情報・法令に基づいています。