整理整頓のカギは「捨てること」にある

事業をしていると、書類がどんどん増えます。

その整理整頓ができていないと、時間やお金を失うこともあります。

そうならないために、まずは「捨てること」を意識しましょう。

 

整理整頓できていないとどうなるか

事業をしていると、書類がどんどん増えていきます。

たとえば領収書は、毎日のように増えますし。

いらない広告なんかも、じゃんじゃん来ますよね。

 

こういう書類が整理整頓できていると、経理はラクです。

経理のキモは、書類あつめでもあるので。

それのアリ・ナシで数字が変わることだってあるので、とても重要なのです。

ときには、税金だって変わってしまいますから。

 

請求書や給与明細などをつくったり、会計ソフトに入力をするのは、いってみれば数字の整理整頓です。

なので、税理士など会計を仕事にしているかたのほとんどは、整理整頓が得意です。

たとえ物理的にではなくても、頭のなかでは。

 

いっぽうで、どうしても「整理整頓が苦手!」というかたもいるでしょう。

ずっと前にアインシュタインの仕事場の写真を見たことがあるんですが、机が本や紙におおわれていて「何がどこにあるか分かってるんだろうか」と思ったものです。

 

整理整頓が苦手なかたの中には、「どこに何があるか分かっている」かたもいるでしょう。

でも、もし必要なものが必要なときにでてこないと、次のようなことが起こります。

  • 経費にできるものが、経費にならない
  • 探す時間は、ムダな時間
  • 納付がおくれて罰金
  • ときには推測で数字をつくらざるを得ないため、損をすることもある
  • 必要な手続きをわすれ、かえって時間もお金もかかる

 

税金など役所関係の手続きには期限があるため、こうしたことも起こり得るのです。

 

こうなってしまうことを避けるには、やっぱり整理整頓が必要です。

そのカギは「捨てること」にあります。

 

整理整頓のカギは「捨てること」にある

整理整頓ができていないとき、ほとんどの場合は「モノが多すぎ」です。

なので、「いらないものを捨てる」ところから始めましょう。

 

整理整頓ができるかどうかは、すべて「捨てることにかかっている」と言ってもよいです。

というのも、捨てるときに「必要かどうか」を判断せざるを得ないので。

そこで一旦は整理、つまり必要かどうかの選り分けはしているわけです。

 

その後に、整頓です。

なにをどこに置くかということが整頓です。

整理と整頓は、わけて考えるものなのです。

 

整理整頓ができないとき、ほとんどの場合は「整理=選り分けができていない」のです。

もし、事業の顧問になっているかたがいるなら、その書類の写メでも撮って「捨ててもよいか」サクッと聞いてしまいましょう。

放っておくと、どんどん積み重なってしまいますから。

 

まずは整理が必要なのです。

その後、整頓するために次のようなことを考えてみましょう。

  • どこに保管するか決める
  • 処理したもの・未処理のものを分ける
  • 月ごと・年度ごと・取引先ごとなどに分ける

 

おそらく整理整頓ができないのも、「整理しないのが習慣になっている」からです。

習慣のちからは、思っている以上にあるものです。

 

最初は苦労を感じるかもしれませんが、その習慣を逆のものに変えてしまいましょう。

「書類をみたら、すぐに整理する」という習慣に。

 

もし、それが自分の興味があるもの・好きなものだったら、いつでも「どこにあるか」は分かっているはずです。

いっぽう、税金が好き、というかたは……いるのかな?

なので、書類を整理整頓しようと思わない気持ちも分かります。

それがお金を生まないということもあるでしょう。

 

ただ、放置しておくと、実害つまりお金を失うこともあります。

そうならないためにも、整理整頓をしましょう。

そのためには1日1つでもよいので、「捨てること」から始めましょう。

 

まとめ

書類の整理整頓ができていないと、探すことでかえって時間を失うこともあるし、罰金などでお金を失うこともあります。

なにかを見たら、まずは整理、それが必要かどうかを判断し、いらないものは捨てましょう。

まったく関係ないように思えるかもしれませんが、整理整頓ができていると、数字の見方もスッキリしますから。

 

※ 記事作成時点の情報・法令に基づいています。