変わり薄れる目標をつなぎとめるために必要なこと

目標までの道中は、大変です。

それに、こんなはずじゃなかった…ということもあるかもしれません。

それでも達成するためには、地図が必要です。

 

目標の見えかたは変わる

なにかを始める前と後では、見えかたが変わります。

目標も、そのなかの1つです。

 

たとえば、山登り。

実際にのぼる前には、写真や動画・絵などで、山のすがたや山頂をみることができます。

日本人なら、ほとんどのかたが富士山の山頂をみたことがあるとおもいます。

 

その山頂を、目標におきかえたとしたら…

写真などでは、雪が積もっていて、とてもきれいです。

でも、実際にのぼりはじめると、目の前の道をのぼっていくことが大変で、それどころじゃなかったりします。

 

このことは、ふだんの生活や仕事においても、同じではないでしょうか。

目標ややりたいことは、だれもが持っているものだとおもいます。

でも、ふだんは、それどころじゃない場面もあります。

いわゆる雑事、事業における書類仕事・税金の申告なんかもそうかもしれませんね…

くわえて、なかなか上手くいかないこともある。

それでも、すこしづつ何とかなっていく。

これらが、「目の前の道をのぼること」に置きかえられます。

 

気がついたら、最初にみていた山頂ってどんなだっけ…?

こんな風におもってしまうことも、あるのではないでしょうか。

くわえて、ニュースなどで報じられるように、山を登っていれば、迷うこともあります。

 

目標は薄れていく

目標ややりたいことが見つかるときは、閃きのような感じかもしれません。

あるいは、気がついたら持っていた…ということもあるかもしれませんね。

 

いずれにしても、最初に自覚したときから時間がたてば、憧れや希望の度合い・感情などは、うすれていくのが自然だとおもいます。

いっぽうで、自分にとって悪いことだって、うすれていきますし。

 

なので、最初にたてた目標などは、持ち続けるのがむずかしいもの。

でも、それが諦めのようなことに、つながるわけでもありません。

「地図」があるので。

地図をみれば、目標と自分、それぞれの位置がわかるはずですから。

それに、迷うことの防止にもなるはずですし。

 

この地図は、日記や経営理念のような言葉かもしれないし、決算書のように数字かもしれません。

もしかしたら、自分にだけわかる文字や絵だってよいとおもいます。

ただ、地図は大事。

 

現実では、地図がなくても、上手くいくかたはいるとおもいます。

どれくらい強く思っているか…もカギですから。

それに、地図だけでは足りないこともありますし。

山登りでいえば、天気を読む目・備え・協力してくれるひと・体調管理など、地図以外でもたくさんのことが必要ですから。

でも、目標・そして目標との距離に照らしていえば、やっぱり地図は大事だとおもうのです。

 

目標をつなぎとめる

それに、ながい時間がかかるかも…という覚悟も必要かもしれません。

商いは飽きない…というくらいですし。

 

そのためには、興味や関心を持ち続けられることも大事です。

それを邪魔するのが、失敗や疲れなのかもしれません。

  • 失敗つづきなので、イヤになってあきらめた
  • 疲れて休んでいたのをきっかけに、そのまま止めちゃった

こうしたことは、だれにでも起こる可能性があることです。

 

ひょっとすると、粘りと根性も大事かもしれませんね。

でも、それとはべつに「前よりちょっとだけ上手くいった」という体験も助けになります。

それが「じゃあ、次はどうかな」につながるので。

 

そのためには、「前の自分はどうだったか」を知っていることが必要です。

くらべることができなければ、分からないですから。

そのときに、地図がでてきます。

どこまで来たのかわかるような。

 

目標というのは、うすれていくのが自然なもののようにおもえます。

それをつなぎとめるには、地図を忘れないようにしましょう。

 

※ 記事作成時点の情報・法令に基づいています。