所得税の申告をする前にチェックして欲しいこと
申告に間違いがあっても、後で直すことはできます。
が、それはできれば避けたいもの。
そのためにチェックすべきことをお伝えしていきます。
間違いがあっても直せるが
所得税の申告に間違いがあっても、直すことができます。
期限内であれば、最後にだしたものが有効なものとされます。
その前に納付をしたり、税務署が還付の手続きをはじめていると、少しややこしいですけれどね。
だから間があいているときは、電話で確認をしておくのがおススメです。
そして期限を過ぎたあとは、つぎのどちらかの方法により直すことができます。
- 修正申告
- 更正の請求
修正申告は、じぶんにとって不利になるように申告を直すとき。
追加で税金を払うようなときですね。
このときには延滞税などの罰金もかかる可能性もあります。
いっぽうの更正の請求は、じぶんにとって有利になるように直すとき。
このときは、内容の裏付けになる書類なども添付をします。
その後に税務署で審査があり、問題がなければ「OK」という内容の通知がとどく。
あわせて税金も還付されることに。
いずれにしても、おなじ年の申告を何回かだすのは、できれば避けたいものです。
最初の1回で、間違いがないようにしておく…と。
そのためにチェックして欲しいことがあります。
申告する前にチェックして欲しいこと
つぎのことをチェックしてみましょう。
- 過去の数字との比較
- 申告のお知らせ
- 1年間の所得税
過去の数字との比較
申告書、そしてあれば決算書も、過去2年くらいの数字とくらべてみましょう。
数字に変動があるときに、その理由が分かるか…という視点で。
これをすることにより、忘れ物に気づくことができます。
売上は、そうでもないかもしれません。
でも、とくに経費や、社会保険・扶養などの所得控除において。
あるものが、まるっと抜けていることって、時にあるものです。
もしかしたら、領収書1枚くらいだったら「そのままでいいや」と思ってしまうかもしれませんね。
でも、あるものがそっくり抜けていると、金額もそれなり。
「申告を直すの面倒だな…」ということにつながるわけです。
あらかじめ、Excel に各年のものを集計しておくとよいですよ。
というか、それを習慣にしてしまいましょう。
すると、間違いが減りますから。
申告のお知らせ
例年1月ごろに、「確定申告等のお知らせ」がとどきます。
最近は紙で申告をしていないので郵便でくるかは分からないですが。
e-Tax で申告していれば、メッセージボックスの「お知らせ・受信通知」に届いているはずです。
このお知らせには、つぎのようなことが記載されています。
- 青色申告をしているか
- 予定納税がいくらか
- 消費税の簡易課税をつかっているか
- 振替納税をしているか
これらはいずれも、もし間違えれば、かならず申告の手直しが必要になるもの。
致命傷…ではないですけれど、間違いのレベルとしては痛いものです。
だから、かならず申告のお知らせはチェックしておきましょう。
1年間の所得税
申告をするときは、納付または還付の金額が気になります。
とくに還付のほうですね。
「去年はもっとあった」あるいは「去年よりすくない」などと。
でも還付というのは、源泉徴収(天引き)や予定納税したものが戻ってくるだけのこと。
還付の金額とはべつに、「1年間の所得税」の金額もあります。
その1年間の金額はいくらか…ということもチェックしてみましょう。
それが、じぶんが払っている所得税ですから。
その金額を、うえとおなじく過去のものと比べてみたりすると。
「収入が減っているのに、所得税は増えている」とか、あるいは逆だったり…と。
そんなことに気がつくかもしれません。
納付も還付も、この1年間の所得税とは連動していないこともあるのです。
申告をするときに出ていくお金、戻ってくるお金に一喜一憂するのではなく。
あらためて「自分はいくらの税金を払っているか」を知っておきましょう。
収入や経費などにたいする見方が変わるかもしれない…
というと、大袈裟かもしれないですけれどね。
まとめ
所得税の申告を間違ったとしても、あとで直すことはできます。
でも、そんな手間はできれば避けたいものです。
そのためには、過去の数字とくらべたり、申告のお知らせをチェックしたりしてみましょう。
申告書ができたら終わり…ではなく。
これにより、申告する前の手間はふえます。
でも、もしかしたらドキッとするような間違いに気づくこともありますから。(経験談)
是非やってみてくださいね。
※ 記事作成時点の情報・法令に基づいています。

