会計ソフト入力は自分のところでやるのがホントはよい

フリーランスなら本人が、会社なら経営者やお金の管理をしているかたが会計ソフトの入力をすることを「自計化」と会計業界ではよんでいます。

この自計化は「決算書が読めない」を解決する方法の一つなのです。

 

決算書は読めたほうがよい

  • 自分の体感と決算書の数字がちがう気がする
  • ○○費ってどんなものが入っているのか
  • それぞれの数字の意味・関係がよくわからない
  • 決算書のどこをどう見ればよいのか……?
  • 金融機関に決算書をもっていくが、なにか聞かれるのがちょっと不安

決算書が読めないと言うかたからは、このような感想をよく聞きます。

 

決算書が読めなくても経営はできます。ただし、そこには数字やお金の根拠がないことが多くなってしまいます。

「何を根拠に経営しているの?」と聞かれたとき、それは経験や体感・直感・思い込みだったりします。

つまり体で覚えていくわけです。もしかしたら、たまに痛い目をみることと引き換えに。

 

ただ、経理の役割は、その痛い目をみることを避けることだったりもします。

なので、決算書が読めるに越したことはないのです。

 

会計ソフト入力は自分のところでやるのがホントはよい

決算書は、日々の請求書やレシートなどのデータが積み重なってできあがったものです。

そのため、決算書を理解するためには次の2つの方法があるといえます。

  • 積み重なったものを分解する
  • 自分でゼロからデータを積み上げる

 

積み重なったものを分解する

会計事務所などに会計ソフトの入力をしてもらうのが、「積み重なったものを分解する」方法です。

なにかを理解するためには、その中味がどうなっているのかを知る必要があります。

なので、分解してそれぞれのパーツがどうなっているのか調べる……。

これも決算書を読めるようになるための一つの方法です。

 

この方法の問題は、分解するための助けがいることかもしれません。

会計ソフトの入力をだれかに依頼する理由は、面倒さや時間がないこともおおいですが、簿記の知識に不安があることが本音だったりもします。

分解するのは面倒ですし時間もかかりますし、そして簿記の知識も必要です。

(ただし入力するための時間は削減できます)

 

なので、けっきょくは簿記のことを誰かと一緒に少しづつ覚えていくことになるのです。

もちろん、簿記の知識の全部ではありません。

その時々で必要だと思えるところを抜き出しながらになるでしょう。

 

「なにが必要な知識なのか」についても問題がでてくるかもしれません。

というのも、最初の判断は説明をしてくれるかたに依存する可能性があるからです。

もちろん、そのかたが親切なら、説明からでてくる疑問を軸に自分なりの判断がだせるように更なる説明をつづけてくれるでしょう。

また、納得いくまでつきあってくれることもあるでしょう。

 

会計ソフトの入力を誰かにたのめば、入力するための時間は削減できます。

ただし、決算書を読めるようになるための時間はべつに必要になるのです。

 

自分でゼロからデータを積み上げる

自分のところで会計ソフトの入力をするのが、「自分でゼロからデータを積み上げる」方法です。

日々のデータを自分で積み上げていくので、決算書をみたときに分解する必要はなくなるでしょう。

その数字は、自分でつくったものですから。

 

ただし、入力をするためには簿記のことを知っていなければならないし、会計ソフトにもお金がかかります。

簿記の知識については、日商簿記3級のテキストをざっくり読んで疑問がでてきたつど見返す……くらいで何とかなると思います。

事業の内容により複雑なケースもありますので断言はできませんが……(;^ω^)

 

また、テキストを超えるような疑問は、今ならインターネットで検索をすれば解決できるようなものも多くあります。

もちろん誰かの助けを借りながらやっていく方法もありますが、自分一人でもなんとかやっていく方法はあるのです。

 

じつは、以前は「できる時間の削減はやったほうがよい」と思っていたのでこのような記事を書いています。

(参考記事)会計ソフトの入力を当事務所でおこなう理由

(決算書の理解につながる自計化は「もし興味があるなら……」とやんわり触れています)

 

決算書は、過去の自分の行動を数字であらわしたものです。

なので決算書が読めるということは、「数字になった過去の自分の行動を思いだすことができる」ということです。

もし決算書が読めるなら、行動を変えると数字がどう変化するのか分かる・予測できることにもなるはずです。

 

もし、経営判断をするにあたり数字やお金も根拠にくわえるなら、決算書が読めることは必須の条件になります。

(こまかいところまでキッチリおさえる必要はないですが、大筋はスラスラ言えるくらいには必要です)

そのためには、自分で会計ソフトの入力をしてみるのも一つの方法なのです。

永遠に、とは言いません。ある程度の行動・数字のつながりを覚えるまででもよいので。

 

まとめ

会計ソフトの入力には知識と時間のハードルがあります。

ただ、そのハードルさえ乗り越えれば、トータルでみたときにかえって時間の節約になるのかもしれません。

面倒に感じることこそ早めに手をつけましょう。後になればなるほどハードルは高くなっていきますから。

 

※ 記事作成時点の情報・法令・心境に基づいています。