お金が貯まらない理由と貯める軸になるもの
お金のことを、つかった後でかんがえていないでしょうか。
お金は、つかい切れないことで貯まることもありますが、それは稀なケースです。
つかう前に決めておくもの…と思っておきましょう。
お金が貯まらない理由
お金を貯めようとしても、貯まらない。
そこには、いくつもの理由があるように思えます。
でも本質的なところでは、おそらく次のことがカギになります。
- お金のことを、つかった後でかんがえていないか
お金や、その原因になる黒字・赤字も、さきに対策をかんがえる。
そして、その対策どおりにやってみる。
お金が貯まるかどうか、黒字になるかどうか。
これらは偶然でおこるものではなく、あらかじめ決まっているもの。
こんな風にかんがえると、やりやすいかもしれませんよ。
お金を貯める軸になるもの
お金を貯めようとするときは、つぎのことを意識しましょう。
- 整理
- 過去より未来
- チェック
整理
お金が貯まらない、または赤字になってしまうかたに共通しているのは、つぎのこと。
- 必要なものが、すぐに出てこない
- 必要なものが、なにか分からない
必要なものとは、お金や利益に関係があるすべてのもの。
たとえば部屋がゴチャゴチャだと、上のようなことになりがちです。
ただ、そこで部屋を整理整頓することが必要かどうかは、なんとも言えません。
たとえゴチャゴチャでも、「どこに何があるか分かっている」と聞くこともあります。
そして、ホントにそう思えるようなかたもいたり。
大事なのは、お金の流れや利益の状況を把握できていること。
そのために必要なものが出てこなかったり分からないということは。
つまり、お金の流れや利益が分からないのと、おなじことです。
とうぜん、どうお金をつかえばいいのか、あるいはつかって良いのかどうかも分からないはず。
そのために必要なのが、整理することです。
整理とは、必要なものと不要なものを区別すること。
そのときは不要なものを捨てると、比較的スムーズにすすみます。
残ったものは必要なもの…という風に。
必要なものにはお金をつかわざるを得ませんが、不要なものはそうでもない。
こんな意識をもつためにも、整理することは有効なのです。
過去より未来
お金が貯まらなかったり赤字になったときは、まず原因を探るのが王道です。
原因になっていることを変えなければ、おなじことが繰り返されてしまいますから。
そこで、最初に手をつけるのが、会計データや家計簿をつくることです。
これらは、たしかに大事なもの。
これらには、過去の行動があらわされている。
そして、人間の行動は、そう簡単に変わらない部分も多くあります。
だから参考になり、どこに気をつけるべきかが分かることも多いのです。
ただ、税理士や特定のコンサルタントのように数字に通じているかたが顧問についていなければ。
過去の会計データをどう活かせばよいのか…が分からないかたもいるかもしれません。
そんなときは過去にこだわるより、未来に目を向けるほうがよいかも…と思っています。
たとえば、来週のスケジュールが分かっているなら。
その来週に、どうお金が入ってきて、どう出ていくか。
これを手書きでもよいですし、Excelなどのソフトに入力してみる。
それと現在の口座残高を照らし合わせれば、どれくらいお金が残るか…は予想できます。
これを繰り返しつつ、予想する期間を伸ばしていく。
そこに「どれくらいお金を貯めたいか」という目標をつけくわえる。
こうすることでもお金を見る目、管理する感覚は磨かれていきます。
そして、磨いていくために欠かせないのがチェックです。
チェック
過去の行動にせよ、いちど立てた予想にせよ、後でチェックすることは大事です。
ほとんどの場合、思った通りにはいかないものですから。
ただ、それで嘆く必要はありません。
大事なのは、じぶんの希望や予想とどれくらいのズレがあったのかを把握すること。
チェックの目的は、そこにあるのです。
もちろん、その後で「どうするか」を考えなければなりません。
ただチェックがなければ、それも考えようがないもの。
そうなると、偶然に頼ることが増えてしまいます。
うえで「過去より未来」とは書きました。
でも前に進むため、あるいは自分の思うようにするためには、チェックすることも欠かせないのです。
このチェックは、自分の意志のようなものがあって初めて成立するもの。
過去を漠然と眺めることに、たいした意味はない。
過去の会計データを活用するには、こんな視点が必要なこともお伝えしておきますね。
まとめ
お金が貯まらないとき、お金のことを使った後で考えていないでしょうか。
お金を貯めようとするときは、あらかじめ行動の目安を決めておくものなのです。
その目安を決める際に、整理したり、未来の比重を多くしたり、その後のチェックが欠かせないこともお伝えしてきました。
具体例がすくなく抽象的に感じたとはおもいます。
ただ、その具体的な行動のまえに、姿勢全般について、すこし整えておくのも大事です。
まずは、整理するところから始めてみましょう。
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