お金儲けはキレイか汚いか

お金儲けと聞くと、ネガティブなイメージはないでしょうか。

お金自体ではなく、人の役に立つことに視点をおくと、見えかたが変わるかもしれません。

 

お金儲けのイメージ

「お金を儲けるのはキレイなこと」と聞いたら、きっと違和感を覚えるのではないでしょうか。

金離れのいいひと、支払いを嫌味なくスッとできるようなひとを、お金の扱いがキレイと表現することはあります。

でも、儲けること自体をキレイと表現することは、あまりないですよね。

どちらかと言うと、ネガティブなイメージが強いのではないか…と。

 

そんなこともあり、お金のことをオープンに話す機会もすくないものです。

むしろ、避けがちな話題でもあります。

「いくら稼いでるの…?」なんて聞かれたら、ギョッとするのが普通ではないでしょうか。

そして、そんなことを聞かれたら「いや、大変ですよ」とお茶を濁しておくのも、普通かと。

 

たしかに、お金は大事なものランキングでは上位にはいってくるもの。

生きていくのに必須だし、簡単には手に入らない財産ですからね。

持っている状態のものを大っぴらにしないのは、身の安全をかんがえても自然です。

いらぬ嫉妬をかっても、いいことないですから。(たくさん持っていれば)

 

お金は、トラブルのもとでもある。

ということが古くから事実だったわけで、それを踏まえても、お金儲けに良いイメージはあまりないものです。

いっぽう、「お金儲けのなにが悪いのか」と聞かれたときに、明確な答えもなかったりします。

お金儲けとは、つまりどういうことなのか。

 

お金儲けとは

お金は、モノやサービスと引きかえに動くもの。

そのモノやサービスは、だれかの役に立たないものなら、見向きもされません。

お金儲けとは、お金と引きかえに、だれかの役に立つということなのです。

 

お金儲けが上手いというのは、お金を稼ぐのが上手いこと。

これは、人の役に立つのが上手いという言い方もできます。

どちらの言い方をするのか、あるいはバランスによって、お金儲けのイメージも変わるのではないでしょうか。

 

財産としてのお金に目を向ければ、やっぱりトラブルのもとになる可能性は秘めています。

扱いがキレイ・汚いといった表現もでてくるでしょうし、だから話題としても避けがちになるでしょう。

 

いっぽう、人の役に立つことに目を向けると、どうでしょうか。

キレイに人の役にたつ…はなんか違和感が。

汚く人の役に立つ…もおなじく。

でも、「どうやったら人の役に立てるか」という話題は、避けるようなものではないはずです。

 

お金儲けの話もしましょう

たとえば、友達から「お金をくれない?」と聞かれたら、戸惑いますよね。

いっぽう「なにか役に立てることはある?」と聞かれたら、どうでしょうか。

すこしは「自分に困っていることあったかな」と考えたりするのでは。

 

どちらも、じつはお金儲けの話なのに、切り口によって反応や話のつづきはガラリと変わります。

お金に比重を置きすぎると、かえってお金儲けから遠くなるともいえます。

 

人の役に立つというのは、とても難しいこと。

欲しくないものを無理やりあげれば、いらぬおせっかいですし、ときには迷惑にもなりますしね。

カギになるのは、いつ・だれに・どんな風に役に立つか…ということなんですが、ひとが欲しいものを見抜くのが、まず難しい。

ということが、お金儲けのエッセンスだったりします。

最終的には値付けのことがからんできますが、「どう人の役に立つか」の話自体にお金は出てきてないですよね。

それでも、これはお金儲けの話と言えます。

 

こんな風にお金儲けの話をするのは、どうでしょうか。

お金儲けがキレイとか汚いというイメージはないはずです。

むしろ、人の顔を見るのが楽しみになるようなこともでてくるはず。

それがかえって、お金を稼ぎやすくすることにつながるのだと思うのです。