会計における大きな目標と小さな目標
ミケランジェロの言葉には、達成することの危険を示唆したものがあります。
会計データをみるときにも、参考にしてみましょう。
ミケランジェロの言葉
芸術家のミケランジェロの言葉に、つぎのような趣旨のものがあります。
「より危険なのは、目標を高くして失敗することではなく、目標を低くして達成してしまうこと」
事業をしているからには。
だれにでも「欲しい」とか「やりたい」という気持ちがあるとおもいます。
隣の芝生は青い…に触発されるようなものではないですよ。
もうすこし純粋な、自分だけの。
事業をはじめたとき、それはどんなものだったでしょうか。
そうした気持ちは、ときに変わってしまうものでもあります。
変わるということも大事だとはおもいますが。
それでも、良くも悪くも。
また、それとは別次元のこととして。
妥協や諦め、あるいは自分を低く見積もる…ということもあります。
会計データをみるときには。
こうしたことも踏まえて見るのがよいかな…とおもっています。
そこには、大きな目標も小さな目標もあらわれていますから。
途中経過ですし、気持ちの一部が姿を変えて…ですけれどね。
会計における大きな目標と小さな目標
売上や利益は、小さな目標といえます。
それらが載っている損益計算書は、1年度ごとにつくられるもの。
年度が変われば、ゼロからのスタートですから。
1年は長いともいえますが、事業はもっと続くもの。
その続いた形跡があらわれるのは、貸借対照表です。
これは財産の一覧のようなものですが。
そのなかには、事業を始めたときからの累積の利益もふくまれています。
利益剰余金、あるいは繰越利益剰余金として。
その利益剰余金は、かならずしもお金になっているとはかぎらない。
もしかしたら、いったんはお金になっていたかもしれません。
でもその後で、車や機械・在庫などを買うこともある。
そんな経緯をへて、利益はお金以外のものに変わることも多いのです。
ということを踏まえて、お金・そしてお金以外の財産をみてみましょう。
それらは、大きな目標を達成するための道具ですから。
もちろん、知識やノウハウ・気持ちのように数字にあらわれない道具もありますが。
(気持ちを道具というのは、失礼ですね。。)
さて、大きな目標のために、自分がもっている道具は揃っているでしょうか。
揃えるために、利益という小さな目標を達成することは、良いことだとおもいます。
でもここで、危険とうまく付き合えているかどうか。
どんな危険があるかは、想像におまかせしますよ。
ただ、もし事業が10年続くなら、損益計算書は1/10の目標といえます。
20年続くなら、1/20…と。
大きな目標を忘れないためにも、貸借対照表には通じておきましょう。
まとめ
達成感は大事なものです。
失敗ばかり続くとき、よほど強い気持ちがなければ挫けることもありますから。
とはいえ、挫けることのほかに、忘れるなどその他のことにより。
大きな目標がどこかにいってしまうことも、なくはない。
できたら、事業を始めたときの気持ちを、どこかに残しておきましょう。
いろんな危険がありますから。
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