将来の数字を考える2つの方法
将来の数字をかんがえるにも、予想と予算と2つの方法があります。
どちらであっても、その目的は、いまの行動が変えられるかもしれない…ということ。
そのほかの意味なども考えてみましょう。
予想と予算
将来の数字をかんがえるとき、つぎのどちらをしているでしょうか。
- 予想
- 予算
予想とは、「どうなりそうか」をかんがえること。
いっぽう予算は、「どうしたいか」を決めること。
どちらであっても、将来をかんがえるのは良いことだと思っています。
「イヤだな」とおもえば、いまの行動を変えられますからね。
むしろ、それが将来をかんがえることの目的でもある…と。
ただどちらにも、捕らぬ狸の皮算用のような面はあります。
だから、やっても意味ないんじゃないの…と思われることも分かります。
事業では、お金が大事。
そのお金は、持っていなければつかえないですから。
そうかんがえれば、今がすべてと言うこともできるかな…と。
それでも、将来をかんがえることをおススメしています。
とりあえず、つぎの決算、あるいは向こう1年間くらいは。
事業をしているからには、なにかしら欲しいものごと・やりたいことがあるはず。
すぐに手に入ればいいですが、だいたいがそう簡単なものでもない。
将来をかんがえるということは、それらを忘れないため、ずっと持っているため。
「こんなものでいいかな」で終わらないためでもあるからです。
予算を決めることで得られるもの
まず予想、つまり「どうなりそうか」をかんがえるとき。
それができる期間には、「想像がおよぶところまで」という限界があります。
それでも、つぎの決算の予想はしてみましょう。
近づいてきてからでもいいですから。
すると、すくなくとも「税金がこんなにっ…」とビックリすることは無くなりますから。
また予想しなければ、節税対策もやりようがないですし。
いっぽう予算のほうは、といえば。
つぎのようなことに気がつく…というメリットがあります。
- つかっていいお金が分かる
- 制約に気づく
- 管理や根気が身につく
つかっていいお金が分かる
予算とは、つかうお金を決めることでもあります。
基本的に、黒字になることを前提として。
そんな前提で組みたてられた数字には、論理があります。
「○○すれば△△になる」という。
たとえば広告に100万円かけるなら、売上はいくらになりそう…というような。
そのときに予算を超えるお金をつかってしまうなら。
赤字になるかもしれないし、せっかく作った予算も破綻してしまいます。
予算とは、つかっていいお金・つかってはいけないお金を決めるものなのです。
事業が苦しくなるときは、お金を使いすぎることも原因のひとつです。
お金の使いかたが足りないことも原因だったりするんですけれどね。
売り込みが足りない…とか。
ややこしくなるので止めますが。
予算とは、つかっていいお金を決めることだと思っておきましょう。
すると、お金のつかいかたは変わるはず。
制約に気づく
予算は、つまり「自分はこうしたい」というものです。
と同時に、「できそうなもの」でなければなりません。
それを達成するために作るものですから。
という前提で数字をかんがえていると。
自分にできること・できないことに目を向けざるを得ません。
そのとき、なぜできないのか…が制約です。
「自分はこうしたい」に近づこうとするなら。
できることを極めていくのも、ひとつの方法です。
いっぽうできないこと、制約を無くしていくのもアリ。
いずれにしても、ここで経営者の個性がでてきます。
制約というと、悪いことのように聞こえるかもしれませんね。
でも、譲れないもののように、良いものだってあります。
予算をつくるとは、こうしたことを考えることでもあるのです。
管理や根気が身につく
予算は、いちど作って終わり…ではありません。
そのあとで、実績と比較するところまでがセットです。
そうでなければ、達成できたかどうか分からないですから。
そして、比較の結果によっては、作り直すこともアリ。
ハッキリ言えば、面倒です。
もし、「自分はこうしたい」ということが予算なしに達成できるなら。
あえて作る必要はない…とおもいます。
と同時に、そんなに強いひとはたくさんいないんじゃないか…とも。
残念なことに、すべての事業がうまくいくとは限りません。
○年以内の倒産率みたいのも出ていますし。
それを踏まえて、じぶんが望む期間、事業を続けるには。
管理や根気も必要なはず。
予算と付き合っていくことは、それらが身につくきっかけになるのかも。
まとめ
将来の数字をかんがえるにも、予想と予算と2つの方法があります。
どちらであっても、その目的は、いまの行動が変えられるかもしれない…ということ。
事業を経営していると、教えてくれるひとは少なくなりがちです。
悩みを分かってくれない…と孤独に感じることもあるかもしれないですね。
そんなとき、数字が何かを教えてくれることもあります。
過去のものでも将来のものでも、数字にはそんな面もあるのです。
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