数字を見る回数が増えるとどうなるか

見れば見るほど良い…とは言いません。

その本来の目的や、現実的なことをふまえて、数字を見る回数を気にしてみましょう。

 

数字を見る本来の目的

そもそも数字を見る目的はなにか…とかんがえたとき。

事業は、お金を稼ぐためのもの。

もちろん、お金100%ではなく、こだわりのようにお金のためであっても譲れない部分があってもよいと思いますけれどね。

 

ただ基本的に、お金を稼ぐためには利益がひつよう。

その利益のためには、売上がなければどうしようもない。

そしてその売上は、お客さま次第。

つまりお金を稼ぐための答えは、じぶんの中ではなく、いつもお客さまのなかにあるわけです。

 

という前提で数字を見るなら。

決算書などの数字というのは、売上や利益を稼ぐためのヒントにすぎないもの。

答えはお客様にあるので、どこまでいっても想像にすぎないですから。

 

ここまでのことを踏まえずに数字を見るなら。

じぶんや事業の管理に役立つことはあっても、お金を稼ぐことには、つながりにくい。

ちょっと、もったいないですよね。

 

だから数字を見るときは、毎月・3か月毎のように回数を気にするのではなく。

売上や利益のことを想像しているときに、気になることが見つかったとき。

そんなときに、その都度、数字を見るのが理想だとおもうのです。

じぶんの想像に、すこしでも多くの確信を得るために。

 

現実の問題

もし、売上や経費を現金で決済しているなら。

現金の残高は、毎日でも、数えるべきものです。

あとでズレが分かると、どうしていいか困りますから。

 

もし多くなっているなら、売上がモレていたかもしれないし、お釣りが間違っていたかもしれない。

あるいは、自腹をきっていることを忘れている可能性も。

いっぽう少なくなっているなら、経費のモレか、精算間違いかもしれない。

ということを踏まえて過去の領収書などを探しにいっても、見つからないこともあったり。

毎日やっていれば記憶が残っているのに。

 

ということは、会計データにおける数字についても同じです。

わりと目につくのが、預かり金や売掛金、買掛金など。

源泉所得税を払ったけれど、金額がちがう。

売上や経費について、請求と入金・出金がちがう。

 

税金なんかは、あとで精算することもできます。

でも取引先は。

請求の時期から数か月もたってから連絡をするのは、ちょっと恥ずかしい気にもなりますよね。

 

こうした現実的なところで、数字を小まめに見ていることが役に立つこともあるのです。

間違いは、時におこってしまうもの。

ただ、それを直すのが後になればなるほど、難易度はあがります。

それを避けるためにも、数字は見ておきましょう。

 

数字が1つだけ動くことはない

複式簿記では、1つ数字がうごけば、同時に、かならず他で1つ以上の数字がうごきます。

たとえば広告宣伝費をふやせば、売上があがるかも…ということではないですよ。

広告宣伝費をふやせば、同時に、出ていくお金がふえる…ということです。

 

このことは、お金の出入りが同時におこるときは、比較的わかりやすいもの。

でもお金の出入りが将来や過去のことも、よくある。

そんなときは、未収入金や未払金などを忘れがちになります。

そんな傾向があると、売上や経費のことだけで、話が終わりがちな印象があります。

それをふまえて、将来のお金はどうか…というところまでは話が及びにくいような。

 

数字を見る回数が増えれば、複式簿記特有の考えかたも身近になるとおもいます。

それは、きっと役に立つもののはず。

数字を見る回数、気にしてみましょう。