住民税(特別徴収分)をインターネットバンキングで払う方法
特別徴収とは、役員報酬や給与から天引きをすること。
その特別徴収をした住民税は、インターネットバンキングで払うこともできます。
その方法を解説します。
インターネットバンキングで払う方法
インターネットバンキングで払うためには、eLTAX(エルタックス)で事前の手続きが必要です。
さきに金額などの情報を送信をします。
その後に返ってくるメッセージ的なものから、インターネットバンキングへアクセスできるようになるので。
まずは、エルタックスで「PCdesk(WEB版)」にログインしましょう。
こちらから。

その後、「利用者ID」と「暗証番号」を入力します。
マイナンバーもつかえるようですが、わたしはやったことがないので割愛を…。
すると、つぎの画面になります。

すこし下へスクロールしたところにある「納税メニュー」をクリックしましょう。

その中から「個人住民税(特徴)」をクリック。

すると「納付情報作成方法選択」の画面になりますが、今回は「手入力による作成」ですすめていきます。
おそらく、「手入力による作成」が選ばれた状態になっているはずです。
なので、この画面では「年度」を選択しましょう。

特別徴収をする住民税の年度は、6月~翌年5月までで1年度…のサイクルです。
その画面にも例があるので、確認してから選びましょう。
そして選んだあとは、「次へ」をクリック。

すると、ご自身の名前などがすでに表示されている「納付・納入金額一覧」の画面がでます。
(サンプルではそれを消去しています)

すこし下へスクロールしたところに「納付・納入金額入力(明細)」があります。
そこで、「追加」をクリックしましょう。

すると「明細情報入力」になりますので、必須の項目を入力していきましょう。
なお「指定番号」とは、特別徴収をしているそれぞれの会社などに割り当てられる番号のこと。
特別徴収をしていると、5月ごろに1年度分の明細が郵便などでとどきます。
指定番号はそこに書いてあるのでチェックしてみましょう。
(該当する市区町村がリストにないときは、下記「留意点」を参照ください)
必須の項目を入力したら、具体的な金額を入力します。
そのためには「納付・納入金額入力」をクリック。
すると、つぎの画面がでます。

ここで「個人住民税(特別徴収)」のところに金額を入力します。
督促などがきていなければ、延滞金はないはずです。
また、それぞれの月の金額には、法則性があります。
住民税の特別徴収は、1年度分を12分割し、100円未満の端数はすべて6月に払うことになっている。
だから、基本的には「6月分とそれ以外」の2種類の数字しかないのです。
金額の入力が終わったら、右下にある「確定」をクリックしましょう。
すると、「納付・納入金額(総括表)」の画面になり、そこでは入力した金額が反映されています。
その金額が正しければ、右下にある「次へ」をクリックします。
なお、この手続きは、複数の市区町村をまとめて行うこともできます。
まとめてするなら、「追加」でそれぞれの情報を入力しておきましょう。
なお、いちど入力したものは編集もできますが「どの月のものか」は現時点では訂正できません。
もし間違ったら、「納付・納入金額(明細)」にあるデータを右へスクロールしていくと「削除」できるようになっています。
その後に再入力しておきましょう。
また、「まとめ納付見出し」には、どの市区町村か、何月分かといったことを入力しておくのも良いですよ。
ここまでの確認が終わったら「送信」をクリックします。

送信が終わったら「納税メニュー」にもどり、「納付情報発行依頼の確認・納付」をクリックします。

すこし下へスクロールすると、「納付情報一覧」に「納付可」となっているものがあるはずです。

もし無いようでしたら、「検索条件指定」をして検索をしてみましょう。
送信したものは、かならず出てくるはずですから。
「納付可」となったものを選び、金額などを確認しつつ「次へ」をクリックすると、納付方法を選ぶところにきます。

そこでインターネットバンキングを選択し、あとは画面にしたがっていくと。
金融機関のサイトにアクセスできるようになっています。
なお、納付が無事に終わると。
納付情報一覧で、先ほどは「納付可」となっていたものが「納付済」に変わります。
また、エルタックスを利用するにあたりメールの登録が必須だったかうろ覚えなんですが。
登録していれば「eLTAXからのお知らせ・納付手続きの完了」というメールもとどきます。
留意点
次のことにも留意しておきましょう。
- 提出先の登録
- 土日は基本休み
提出先の登録
納付情報を入力するときは、納付先はリストから選ぶようになっています。
もし、そのリストの中に該当する市区町村がないときは、「メインメニュー」にある「提出先・手続き変更」で追加をすることもできます。

ただし、特別徴収の郵便や納付書がとどく前には、給与支払報告書を提出しているはずです。
給与支払報告書とは、住民税における源泉徴収票のこと。
これにより市区町村が住民税を計算し、その結果が会社などにとどくのです。
それで、その給与支払報告書をエルタックスで提出しているなら、かならず登録されている、つまりリストのなかにはあるはずなのです。
給与支払報告書は、まいとし1月中に提出するもの。
リストの中にないなら、そのあたりの記憶も振り返っておきましょう。
もし、紙で提出していれば、リストの中にないのは当然…といえるので。
土日は基本休み
エルタックスは、土日はやっていないことも多いです。
また、インターネットバンキングのほうも、税金関係は受付時間が限定されているかもしれません。
このことも、前もって確認しておきましょう。
まとめ
特別徴収した住民税を、インターネットバンキングで払う方法を確認してきました。
いちばん最初は、こむずかしく感じるとおもいます。
でも一度やってしまえば、きっとラクなことに気づくはずですよ。
※ 記事作成時点の情報・法令に基づいています。

