お金も道具だから手入れが必要

お金は、じぶんに何かをもたらすための道具です。

その道具の手入れをしているか、振り返ってみましょう。

手入れをしている・いないで変わることもありますから。

 

お金も道具なら

お金は、つかうことで自分に何かをもたらす道具です。

道具と言い切ってしまうと、違和感があるかもしれませんね。

お金は、生きていくのに必須の食べ物とも交換できるもの。

だから、お金を食べ物とみたとき、道具というのはすこし変におもえるかも。

 

でも、食べ物だって、生きていき、何かをするための道具といえるはず。

お金だけじゃなく、あらゆるものが道具といえるわけです。

ヒトは、違ってほしいですけれどね。

 

この道具全般についてかんがえてみたとき。

大事なものや好きなものは、ちゃんと手入れをするのではないでしょうか。

 

たとえば、車。

あまり大事におもっていなければ、車検などもお金がかかるだけの面倒なもの。

でも大事におもっていれば、法定の車検以外にも、いろんなタイミングでいろんなところをチェックするはずです。

洗車の頻度も変わるでしょうし。

あるいは、自分の好みにあわせてタイヤや内装などもこだわりますよね。

 

皆さんそれぞれが、きっと一つくらいは大事な道具をもっていると思います。

趣味のものでも、人生を楽しくおくるための道具…と思ってくださいね。

そのなかに、お金も入っているでしょうか。

もし入っているなら、お金にも手入れが必要なはず。

 

お金の手入れとは

手入れとは、つかいやすいように、よい状態で保存しておくこと。

この手入れを、お金について行うということは。

 

まずは、お金をつかった結果をどう感じるか…とかんがえてみましょう。

手入れは、その結果のためにするものですから。

道具をつかった効果と言うんでしょうか。

 

もしお金以外の大事な、あるいは好きな道具をつかったのだとしたら。

おそらく、ご自身にしか分からない価値や違いがあると思います。

その価値などから、納得感とか充実感、うれしい気持ちが得られるはず。

 

お金をつかったときにも、おなじような感覚を得られるようにするには。

それが手入れなんですが。

そのためには、ムダ遣いや「ついつい…」といった雑な扱いをやめなければなりません。

そんな使いかたでは、うれしいと感じることはすくないですから。

おそらく、お金以外の大事な道具は、そんな扱いはしないはずです。

 

生きていくためには、どうしても衣食住につかわざるを得ない部分もでてきます。

ただ、それ以外のお金について、ご自身にしか分からない価値や違いのためにつかうためには。

きっと、その目的のために残しておきますよね。

 

つまり、お金の手入れをするということは。

持っているお金から、なるべく多くの、自分がうれしくなるような価値をひきだす。

そのための準備を日頃からしていることなのです。

それが、お金を大事にするということではないでしょうか。

 

手入れをしているとどうなるか

お金以外の道具を手入れしていると、どんな気持ちになるでしょうか。

きっと、次につかうときが楽しみになるはず。

それは、お金もおなじです。

 

ときには、つかった結果が「イマイチ…」と感じることもでてきます。

でもそう感じるなら、次はつかいかたを変えますよね。

そして、その試行錯誤をくりかえしているうちに、道具に愛着をもつように、お金にも愛着をもつことになる。

 

もしかしたら、言葉にはしないことかもしれませんが、道具に感謝することってないでしょうか。

居てくれてありがとう…というような。

普段から手入れをしている道具をつかい、自分でも納得できるような効果や結果がでたとき。

そんな風に感じることもあるはずです。

 

もしお金の手入れをしているなら、そんな感謝をお金にも持つようになる。

自然な感謝って、言葉にするのはむずかしいんですけれど。

ただ、持っていることや集めることが目的じゃなく、単につかうことも目的じゃなく。

あくまでお金から得られる価値などを目的に…という前提で。

「お金が好き」と自然にスッと言えるかどうか。

そしてそれは、目的のためにつかったときは当然、入ってきたときも同じように。

普段からお金の手入れをしていると、そんな気持ちになるはずです。

 

お金以外の道具だったら、「○○が好き」って簡単に言えますよね。

そんな気持ちをお金にも持っているか、考えてみましょう。

もし持っていないなら、お金の価値を十分にひきだしていない可能性がありますから。

それは、もったいないですよね。