数字や会計を使うために必要な3つのこと

数字や会計は、判断をするためのものです。

じぶんの望むところと現実がちがうとき。

じぶんの望むところへ近づけるであろう判断をするために。

その前提には、3つのことがあります。

 

車の運転なら

事業の経営は、車の運転に似ています。

どこか行きたいところがあり、事故のないように速度や周りに気をつけ、渋滞でもあればルートを変え、途中で気分でも変わればそちらに。

経営も運転も、とにかく無事に、行きたいところに着けるかどうかが問題なわけです。

 

車の運転をするときは。

きっと意識することもなく、うえに書いたことが出来ているはずです。

そうでなければ、いま頃どこかで迷っているか、あるいは病院かもしれないですからね。

 

いっぽう経営はどうでしょうか。

  • 行きたいところがハッキリしているか
  • じぶんの速度や周りをわかっているか
  • この先に渋滞などが予想されるかどうか
  • 予想されたときに他のルートを想定しているか
  • 当初に行きたかったところは、今もおなじか
  • いつごろ着けそうか

 

もちろん車の運転は、経営ほど時間がかかるものではありません。

だから、将来の見えかた・捉えかたも同じではない。

ただ「行きたいところに着けるかどうか」と視点からは。

どちらも同じような考えかた・姿勢であったほうが良いのでは…とおもうのです。

 

そのためには、車のメーターや視界とおなじように、数字や会計も使えたほうがよいのではないでしょうか。

 

数字や会計を使うために必要な3つのこと

数字や会計をつかうには。

つぎの3つのことを知っている、あるいは見えていることが必要です。

  • 行きたいところはどこか
  • 自分や周りの状況はどうか
  • ルートを変えることはできるか

 

行きたいところはどこか

行きたいところとは、事業をするなら「こうなりたい」という目的のこと。

それが数字でもあらわせているかどうか…ということなのです。

 

事業は、じぶんの考えをお金に変えるようなものといえます。

できること・できないこと、やりたいこと・やりたくないこと。

これらを踏まえて、過去のどこかで「やってみようかな」と思い、それで起業してみるもの。

過去のどこかで、「起業してもやっていけるかな」とおもったはず。

それが、考えをお金に変えるということの一部なのです。

 

ただ、売上はじぶんの思うようにはならず、お客さま次第のもの。

だから、どうなるかは誰にもわかりません。

とはいえ、事業をやっていける最低限のラインくらいは知っておく必要があります。

ある日とつぜん「お金が足りない」では困りますから。

 

そして、それを発展させて、じぶんが望むところはお金にするといくらなのか。

「こんなはずじゃなかった」とならないためにも、あるていどの目安は持っておきたいところです。

やる気にも影響するでしょうから。

 

ここまでのことを数字で把握しながら、いまの売上や利益、そしてお金をみるなら。

捉えかたや手の打ちかたが変わるはず。

数字や会計は、その判断のためのものなのです。

 

自分や周りの状況はどうか

運転とおなじく、事業はじぶんや周りの状況によっても打つ手は変わります。

ある部分では、競争のような面もありますから。

あたらしい知識やノウハウがでれば、おおくのかたが早めにそれを知ろうとするものです。

それは車に乗っていて、ちかくの車が速度をあげるようなもの。

遅れたくないなら、じぶんも速度をあげますよね。

 

そのときの問題は、ガソリン、つまりお金は十分にあるのか…ということ。

ときには経費が多くなることもあるでしょうから。

車ではメーターを一目みればわかりますが、事業のお金はどうでしょうか。

いま自由につかってもいいお金はいくらか…と。

 

それが分からなければ、速度をあげたものの、どこか途中で止まってしまうことも。

周りの車に気をとられて、うっかりガソリンスタンドを見逃すようなことだって。

このとき来た道を戻るということは、とくに事業においては勇気のいることです。

 

ここまでのことは、じぶんの会計データだけをみても分かるものではありません。

数字にはあらわれないものも多いですし。

とはいえ、じぶんの数字を知らなければ、判断だってつきません。

じぶんのことを知るのは必須で、最低限のこと。

それをベースにすれば、周りの見えかたも変わる。

 

たとえば、じぶんが60キロで走っているとき。

追い抜いていくかたがいれば「○○キロくらい」と目安がつくこともある。

そんな感覚です。

 

事業は、周りしだいで変わる・変えなければいけないこともあります。

その周りを知るには、じぶんが見えていなければ分からないこともある。

じぶんの数字や会計をみておくことは、そのためにも最低限必要なことなのです。

 

ルートを変えることはできるか

渋滞や事故、そのほか天候などにより、ルートを変えることもあります。

このことは、事業でも起こり得ること。

スタッフが多くなれば、取ってくる仕事を増やさなければいけないかもしれません。

ぎゃくに少なくなれば、やり方を変えるかもしれません。

 

いずれにしても、どうすれば利益やお金が確保できるか。

ヒトのことに限らず、いろんな場面でこのような判断がもとめられます。

じぶんの描いていたシナリオから外れたとき、どうするか…と。

 

このときの判断は、気持ちによることもあるかもしれません。

そうであっても、絶対に避けなければならないのは、お金が足りなくなること。

状況にあわせて利益やお金を確保するのは、必須のこと。

その判断には、数字や会計が欠かせないはずです。

 

まとめ

数字や会計は、判断をするためのものです。

なぜその判断が必要なのかといえば。

じぶんの望むところと現実がちがうとき、じぶんの望むところへ近づくため。

両者ともに見えていなければ、判断はできないわけです。

 

その前提に、つぎのことを数字でも表現できることが必要です。

  • 行きたいところはどこか
  • 自分や周りの状況はどうか
  • ルートを変えることはできるか

 

数字には表れないものも大事ですし、お金があるから幸せになるともかぎりません。

とはいえ、数字や会計も気にしてみましょう。

あれば役に立つものですから。