同じものでも見え方は人それぞれ。大枠から合わせるのが大事

誰でも知らないことはあるのが当たり前です。

そして、知らないことは大枠から少しづつ理解していくのも当たり前。

そのための環境はどうしていますか?

 

同じものでも見え方・表現は人それぞれ

親戚の子に書いてもらいました。

 

モデルはコレ。

 

小さな子が書いたんだから当たり前といえます。

では、これはどう見え、そしてどんな感想をもちますか?

 

数字や簿記のことにちょっと不安がある起業1年目の社長。

会社を設立して30年経つ社長。

 

この2人ではとうぜん見え方や感想は変わりますし、おなじ数字についての表現だって変わります。

このことも当たり前ですが、肩書はおなじく「社長」です。

 

「社長なんだから分からなければいけない」ということではないですよ。

小さな子だと「当たり前がちがう」ことは見てわかりますが、大人同士では「当たり前」のラインは分かりづらいのです。

 

数字については簿記の知識や理系・文系の違いなども影響しますが、他のことについては生活環境や趣味など人生全般のことが影響してきます。

同じものを見ても、見え方・表現は人それぞれちがうのが「当たり前」といえます。

 

でも、仕事でおこるいろいろなことについて「当たり前が人それぞれちがう」ことをどれくらい認識しているでしょうか。

「仕事だから当たり前」と考えていないでしょうか。

 

「大枠から少しづつ」合わせることが大事

もういちど書いてくれた絵をみてみましょう。

 

顔は1つ、手は2つ、胴体は1つ。

よくみると指が1本足りませんが、とりあえず大枠は合っています。(良かった……(;^ω^))

よほどの絵の天才でもないかぎりは、誰でもこのような表現からスタートするものです。

 

では、さきほどの損益計算書はどうしましょう。

数字や簿記がちょっと不安なら、次のように大枠からとらえているでしょうか。

 

いきなりある数字を深掘りしても、頭にはいってこないのは当然です。

頭を書いているのか・手を書いているのか、それが分からないようなものだからです。

 

頭だとおもって手を書いている。

手だとおもって頭を書いている。

こんなことになってしまえばやり直すのは当然ですし、かえって訳が分からなくなるはずです。

 

こうならないためには「大枠から少しづつ」とらえていくのはもちろんですが、「知らないと言えること」も大事です。

誰だって知らないことはあるので「仕事だから当たり前」は存在しないのです。

 

小さい子に「○○知ってる?」と聞くと、かんたんに「知らな~い」っていいますよね。

「知らない」といえる環境。

知らないことを少しづつ理解していくための環境。

 

やりたいことに早く近づくためには、こんな環境が必要だと思うのです。

そして、そんな環境をつくるのも社長の仕事です。

社長自身のために。

 

まとめ

大人になると「当たり前」って分かりづらいものです。

自分にとっての当り前は、誰かの非常識だったりしますし……

 

誰でも知らないことがあるのが当たり前。

知らないことは大枠から少しづつ理解していく。

そのための環境を整えましょう。

 

※ 記事作成時点の心境に基づいています。