集中するってどういうことか

理由は分からないけど、スラスラ仕事ができた。逆に、いまいちノレなかった。

こういう経験ってあると思います。

そこで、集中するって言葉にするとどういうことなのか、考えてみました。

 

たとえば、どういう感じか

たとえばですが、弓とかアーチェリーを構えて、的を狙っている。

集中って、こういう状態だと思っています。

 

「何かを狙っている状態」ですね。

 

弓とか現物を持たなくてよいので、実際に弓をひいて矢を発射する準備OK、という状態に体を動かしてみると分かりやすいです。

すると、よく集中するには、体調も関係あるかもって思いませんか?

寝不足とか、極端におなかが減っていたりすると、うまく集中できません。

そっちに気が持っていかれるので。

 

また、集中している状態って、意外に静かです。

体も心も。

なにか努力を要するというような感じはありません。

でも、狙っている。

 

集中についてもう少し詳しく

集中はずっとは続かない

的を狙うにも、どこを狙う?ということがあります。

ど真ん中に、ピンポイントで矢が当たるように、狙ってみましょう。

 

その状態って、どれくらい続きそうですか?

たぶん、もって5分程度だと思います。

イメージとしては良いかもしれないですが、仕事に応用するには難しいです。

 

なので、狙い方を変えましょう。

ど真ん中ピンポイントでなくてよいので、少し大きめの的の全体に狙いをつけてみます。

ど真ん中から全体に狙いをズラしていくと、肩のあたりがフッとすこし楽になるはずです。

また、この状態であれば、5分程度ではなく、もっと長く維持できます。

ただ、「集中している状態には、限りがある」ということは言えます。

 

クセが集中を邪魔する

また、的の真ん中を狙ってみましょう。

ただし、矢を持っている方の肩・腕にギュッと力を入れてみます。

狙いがズレそうになるのが分かるはずです。

 

もう一度、真ん中を狙ってみましょう。

さっきギュッと力を入れた感覚が残っていないでしょうか?

真ん中を狙うにも、ちょっと気になることがある。

これがクセとか過去の失敗などです。仕事に集中しようと思っていても、過去の経験や出来事が頭をよぎることってありますよね。

 

忘れてしまうのが一番簡単ですが、なかなか難しいです。

忘れてしまうくらい、仕事に入る前の段取りや習慣を練習する、というのが現実的です。

 

周りが見えている

的を狙っている状態で、意識を的以外にも向けることができるはずです。

的と同時にですよ。

 

つまり、何かに集中しているからといって、周りがまったく見えなくなることもないのです。

これが、没頭との違いです。

 

気がついたら夜になっていたけど、何も食べていなかった……なんて経験ありますよね。

没頭ではなく集中なら、メインの仕事以外にも、1つか2つはアンテナを立てておくことができるはずです。

やっていることが楽しいと没頭しがちですが、他にも予定などがあるときは、忘れないような集中が必要です。

 

周りが騒がしいとき

イラッとして、大声で怒鳴りたくなるかもしれません。

場所を変えればいいですが、そうもいかないときってあります。

仕事場の近くで、工事などがあるときは。

 

そんなときは、的の真ん中だけを狙い、意識も的だけにしぼります。

自分の行動や動作を小さくするイメージです。

すると、集中力が高まります。

すこしマシになる程度かもしれませんが。

 

周りが大声で話しているときは、張り合わずに、あえて小声で話すような感じです。

イライラしてしまうのって、もったいないですからね。

 

まとめ

集中するってどういうことか、自分が思うところを書いてみました。

いろんな表現があるでしょうし、違う状態を集中としてもよいと思います。

集中については、とくにスポーツ関係のほうが深掘りしているかもしれません。

 

なんとなく今日は上手くいった・いかなかった、というのは、もったいないです。

その原因や理想を、自分の言葉で表現できるなら、より上手くいくきっかけになる可能性があるので。